時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーが神(アフラ・マズダ)になろうとしている理由

  今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。ホメロスとホルムズ国との関係につきまして、昨日、本ブログにて扱いました。奴隷貿易と関係する「人質」や「解放奴隷」といった意味を持つようになった「ホルムズHormz」という言葉の語源から、最後の審判の日the Judgement Dayをめぐる興味深い問題が見えてまいります。
 

「ホルムズHolmz」の語源につきましては、Wikipedia(日本語版)によりますと、「ゾロアスター教の神アフラ・マズダーが町の名前の語源であり、「アフラ・マズダー」が転訛して「オルムズ(Ormozd)」「ホルムズ(Hormuz)」と呼ばれるようになったと考えられている。アフラ・マズダー (Ahura Mazdā) は、ゾロアスター教最高神である。 宗教画などでは、有翼光輪を背景にした王者の姿で表される。その名は「智恵ある神」を意味し、善と悪とを峻別する正義と法の神であり、最高神とされ、…ゾロアスター教の神学では、この世界の歴史は、善神スプンタ・マンユと悪神アンラ・マンユらとの戦いの歴史そのものであるとされる。そして、世界の終末の日に最後の審判を下し、善なるものと悪しきものを再び分離するのがアフラ・マズダーの役目である」そうです。

 
「ホルムズHormuz」の本来の意味は、いわば「最後の審判の日」に審判を下す最高神であるということになります。この点を踏まえますと、イルミナティーのメンバーが、しばしば、自らを「ホームズ」と称するなど、イルミナティーが「ホルムズ」に拘っていることは、‘最後の審判を下す側になりたい’という野望の表れであるようです。では、なぜ、‘最後の審判を下す側になりたい’のか、その理由は、『聖書The Bible』の「暴露録(黙示録)The Revelation」では、人を売るという奴隷貿易に従事しているような人々は、最後の審判の日に神様の裁きによって地獄へ落とされると明記されていることにあるようです。
 
奴隷貿易を行う「黒いユダヤ人」の国際組織であるイルミナティーは、最後の審判の日にキリスト教の神様に裁かれることを避けるために、別の神、すなわち、ゾロアスター教アフラ・マズダー (Ahura Mazdā)となって、キリスト教の神様と同位の裁く側の神として並び、地獄行きを避けようと計画していると考えることができるのです。
 

このように考えますと、‘ホルムズ問題’は、石油問題だけではなく、最後の審判の日との関連においても、目を離せない重大な問題である気がいたします。


 

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(続く)