イルミナティーによる憲法改悪のリスク
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。昨日、マッカーサーのキリスト教的倫理観や世界観が、『日本国憲法』の制定に影響を与えていた点を指摘いたしました。読者の皆様は、このような影響は、日本国のキリスト教国家化、そして、日本の伝統宗教の否定に繋がっているのではないか、とお考えになるかもしれません。しかしながら、マッカーサーの唱えた、「何億という文明の遅れた人々が、人間の尊厳、人生の目的という新しい考えを身に付け、強い精神力を持つようになる」とする思想は、キリスト教において、特に強調されている思想であると同時に、普遍性のある思想であると言うことができます。従いまして、日本におきましても、古来、同じような思想はありました。
このように、神道とキリスト教には、思想的共通点があることの理由は、神道とキリスト教が、共通の古代宗教の流れを引く宗教であることにあるのですが、ギリシャ哲学などもその影響を受けているように、人類の普遍的政治倫理、世界観であるとも言うことができるのです。イルミナティーに乗っ取られる前のフリーメイソンの思想も、人類の普遍的政治倫理、世界観に基礎を置いていたようです。
現行の『日本国憲法』には、様々な欠点もあるため改憲が必要とされてはいるものの、今日、多くの日本国民が、イルミナティー主導の‘改悪となるぐらいなら現行の憲法でよい’と考えている理由は、この点にもあるのではないでしょうか。
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(続く)