ヒトラーが第二次世界大戦を起こした真の目的を暴く映画『小さな独裁者』
本日も、古代史・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。本日の日本経済新聞の文化面の「文化往来」にて興味深い映画が紹介されておりました。それは、『小さな独裁者』という邦題のドイツ・フランス・ポーランドの合作映画『Der Hauptmann』です。記事によりますと、「第二次世界大戦でドイツが降伏する直前、ナチス将校の軍服を偶然手に入れた一兵卒が将校になりすまし、権力を振りかざして残虐な大量殺りくを続けた」という実話にもとづいて制作されたそうです。
本ブログにおきまして、アドルフ・ヒトラーは、「反ユダヤ主義Anti-Semitism」を主張しながら、本当は、「黒いユダヤ人」の国際組織であるイルミナティーのメンバーであって、ドイツ人を死地に追いやるために、ドイツ人を騙して第二次世界大戦を起こしたのではないか、という推測を再三にわたり扱っておりますが、この映画、否、実話は、こうした推測を補強しているようです。
第二次世界大戦末期、ヒトラーは、「最後の一人となるまで戦え」という命令を下しております。この命令は、一般のドイツ国民に向けられていると解釈されておりますが、実は、ドイツ人の中にあった「黒いユダヤ人」、すなわち、イルミナティーのメンバーに向けて発せられた命令であったのではないか、と考えることができます。すなわち、ヒトラーの命令の真の意味は、「ドイツ人、もしくは、ヨーロッパ人が最後の一人となるまで、ドイツ人、もしくは、ヨーロッパ人を殺戮せよ」という命令であり、イルミナティーのメンバーであったこの一兵卒は、その命令に従ってナチスの軍服を着用し、大量虐殺を実行したと推測することができるのです(ナチスの将校の軍服は、おそらく拾ったのではなく、イルミナティーから支給されていた?)。
映画のドイツ語の原題である『Der Hauptmannデア・ハウプトマン』は、明らかに、イルミナティーの創設者であるイエズス会士のヨハン・アダム・ワイズハウプトJohann Adam Weishaupt に因んで付けられており、映画は、ナチス・ヒトラーが、第二次世界大戦を起こした真の目的を描き出していると言えるのかもしれないのです。
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(続く)