時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーは政界・官界・財界に影響力を及ぼしている

 イルミナティーが、強い影響を及ぼしている分野として、世界の王室・皇室、金融界、フリーメイソン、社会・共産主義の4つの分野について昨日は扱いました。今日は政界・官界と経済界について扱います。

 

5)政界・官界:イルミナティーは、世界支配を目指しておりますので、特に力を入れている分野は、政界や官界です。マクロン仏大統領が、ロスチャイルド銀行に勤めていたことは、昨日指摘いたしましたが、オバマ米前大統領もロスチャイルド家代理人とも言われております。日本も例外ではないようであり、安倍首相の出身地の山口県は、フランシスコ・ザビエルの滞在地であること、菅官房長官の「菅」が「カン」とも訓むことができることにおいて、ロスチャイルド家の元の家名の「カンKhan」を想起させること、麻生副総理兼財務大臣の洗礼名は「フランシスコ」であり、イルミナティーの中心勢力であるイエズス会・フランシスコ派を想起させることは、日本の政界・官界にもイルミナティーの影響が及んでいる可能性を示唆しております。そもそも、明治維新は、イルミナティーの主導によって行われたのですから、日本の政界や官界は、イルミナティーの影響下にあると推測することができるのです。このようにイルミナティーは、世界中の政界や官界にそのメンバーを送りこんでおりますので、すべての政治家や官僚が、自国のために働いていると考えるのは間違えであり、十分に警戒する必要があると言うことができます。

 

6)経済界:企業グローバル化の象徴とも言われていたカルロス・ゴーン氏の不正問題は、耳目に新しいのですが、事件に関わったカルロス・ゴーン容疑者(イエズス会系高校卒)、グレッグ・ケリー容疑者(イエズス会系のロヨラ大学法学部卒業 法務博士号取得)、そして、ハリド・ジェファリ氏(イエズス会系高校卒)の3者は、すべてイエズス会との間に接点があります。このことは、3人は、「隠れイエズス会士」のイルミナティーのメンバーである可能性が極めて高いことを示しております。そして、ゴーン氏には、①会社の私物化、②社内における反対者の粛清による独裁体制の確立、③社員の奴隷化、④王侯貴族並みの極端な贅沢といった、共産・社会主義国の指導者の特徴との類似を認めることができます。特に、北朝鮮は、金一族による①国家の私物化、②国内における反対者の粛清による独裁体制の確立、③国民の奴隷化、④王侯貴族並みの極端な贅沢によってその体制を維持しており、ゴーン氏のいわば“ゴーン帝国”と北朝鮮の“金王朝”とは、その本質において、極めて近いと言うことができるのです。すなわち、社会・共産主義国もグローバル企業も、その背景にイルミナティーがあると考えますと、その真の目的地は、バビロニアユダヤ教にもとづくイルミナティーのメンバーのみが、権力と富を独占するウルトラ自己中心主義の体制となってしまうと推測することができるのです。このように考えますと、経済界におけるイルミナティーの動きにつきましても、警戒しなければならない、ということになるでしょう。

 

(続く)

イルミナティーはあらゆる分野に関連している

 ここ数日にわたり、イルミナティーthe Illuminatesとはどのような秘密結社であるのか、その概略について説明いたしました。本日は、イルミナティーがどのような分野において活発に活動を展開しているのか、という点を整理しておきます。

 

  1. 世界の王室・皇室:イルミナティーは、その結成以来、世界中の王室・皇室を乗っ取ることを目標としております。特に、英国ではヴィクトリア朝の成立、日本では明治維新において、イルミナティーによる王室・皇室の乗っ取りがほぼ成功しており、現在では、世界中の王室・皇室のほぼすべてが、乗っ取られている状況にあると考えることができます。従いまして、王室・皇室がその国独自の存在であって、その国のために尽くしていると考えるのは間違えであり、イルミナティーの世界支配計画の遂行に尽くしているはずですので、王室・皇室に対しましては、常に警戒していなければならない、ということになるのです。
  2. 金融界:イルミナティーの中心勢力の一つであるロスチャイルド家とサスーン家は、言わずと知れた世界有数の金融財閥ですので、金融界もイルミナティーの影響を受けているはずです。現フランス大統領のマクロン氏が、ロスチャイルド銀行に勤めていたという経歴を持っていることも、その影響力の強さを示していると言えるでしょう。
  3. フリーメイソンthe Freemasonry:イルミナティーthe Illuminatesは、その結成以来、フリーメイソンthe Freemasonryを乗っ取ることを目標としております。フリーメイソンイルミナティーの思想には大きな違いがあります。フリーメイソンの思想は、キリスト教精神を基盤とし、ギリシャ・ローマの政治思想を取り入れた啓蒙思想としてもよく知られる思想であり、基本的人権の尊重、民主主義、法の支配を肯定する思想です。一方のイルミナティーの思想は、その前身であるイエズス会(フランシスコ派)も含めて、その創設者達が皆ユダヤ人(黒いユダヤ人)であって、全員バビロニアユダヤ教徒であると推測されることに示されますように、悪魔崇拝・ウルトラ自己中心主義のバビロニアユダヤ教を基盤とし、独裁・専制支配をよしとする思想です。現在では、フリーメイソンは、イルミナティーによってほぼ乗っ取られておりますので、その活動は、悪魔崇拝的になっていると推測することができます。
  4. 社会・共産主義:社会・共産主義思想は、カール・マルクス Karl Heinrich Marx (1818年5月5日 - 1883年3月14日)によって唱えられた思想ですが、その両親は、ユダヤ人でありました。母親のヘンリエッタは、オランダの“ユダヤ人”でしたので、セファルディ系の「黒いユダヤ人」であったと推測することができます。そこで、『Conspiracy of the Six-Pointed Star: Eye-Opening Revelation and Forbidden Knowledge About Israel, the Jews, Zionism, and the Rothschilds (『ダビデの星の陰謀:イスラエルユダヤ人・シオニズムロスチャイルドをめぐる啓発的暴露と禁断の知識)』(Texe Marrs著, River Crest Publishing, 2011年)の以下のような興味深い記述は注目されます。

 

―― It is significant that the kabbalist rabbis of today also worship the god Moloch,the same pagan deity whom Solomon revered. In their Sephirah, the kabbalistic Tree of Life, we find a multiplicity of gods and goddesses.  One of the primary deities is called Malkuth, (also Malkut),  thus Malkuth is none other than Moloch! 今日のカバラのラビは、ソロモン王も信仰していたモロッコ神を崇拝していることは重要である。彼らの放射状のカバラの「生命の木」には、多くの神や女神たちが見えます。その原初の神々の一人は、「マルクスMalkuth」と称されています。すなわち、マルクスは、モロッコ神に他ならないのである。(ページ24)――

 

 カール・マルクスは、イルミナティーの会員であり、かつ、ユダヤ教異端、悪魔崇拝のラビであり、無神論を唱えながら秘かに黒ミサを行っていたそうです。すなわち、マルクスは、異端ユダヤ教である「マルクート神」や「バール神」崇拝、すなわち、バビロニアユダヤ教の指導者であり、共産主義思想は、悪魔思想にもとづく詐欺思想であるようです。バビロニアユダヤ教の特徴は、ウルトラ自己中心主義ですので、社会・共産主義国の行き着く先は、共産党員のみが国家権力と富を独占するウルトラ自己中心主義の国となってしまうことになります。中国共産党政権や北朝鮮がその典型であると言えるでしょう。

 

 今日は、イルミナティーが強い影響力を持つ4つの分野につきまして扱いましたが、明日以降は、政界、官界、経済界、軍隊、そして、宇宙開発などの分野について扱います。

 

(続く)

バビロニア系ユダヤ教とは

 イルミナティーを構成している3つの勢力であるイエズス会(フランシスコ派)、ロスチャイルド家、サスーン家の背景を調べてみますと、如何に、イルミナティーが危険な国際秘密結社であるのかがわかります。

 

 この3つの勢力の構成員が、いずれも「黒いユダヤ人」である点を踏まえますと、イルミナティーによる世界支配問題を考えるにあたり、まずもって、ユダヤ教の問題に注目する必要があるようです。

 

 ユダヤ教と言いましたならば、「モーゼの十戒The Ten Commandments of Moses」が想起されてくるでしょう。「モーゼの十戒」は、モーゼがシナイ山の山頂にて神様から授かった教えであり、その内容は、「汝殺すなかれ」や「汝盗むなかれ」によってよく知られております。人類社会の治安と秩序を守るための道徳律であり、仮に、人類のすべてが「モーゼの十戒」を守りましたならば、さぞかし世界は平和であることでしょう。

 

 では、イルミナティーは、ユダヤ教の経典である『トーラTorah』に収められている「モーゼの十戒」を守っているのか、と言いますと、答えは「いいえ」であり、むしろ逆の思考によって行動していると言うことができます(『トーラTorah』は、キリスト教の経典である『聖書The Bible』の「旧約聖書The Old Testament」とほぼ同じ内容)。

 

 その理由は、「黒いユダヤ人」は、バビロニアユダヤ教というユダヤ教の異端を信仰しているからです。バビロニアユダヤ教とは、「モーゼの十戒」を授けた神様とは異なる“別神”を崇拝する宗教であり、その起源は、太古に遡るようです。ユダヤ12/13支族の内のいずれかの支族が、ユダヤ教の成立以前に信仰していた神が、“別神”であり、「マルクート神」や「バール神」という名であったともいいます。ユダヤ教の成立後にも、密かに“別神”を信仰するユダヤ教徒もあり、紀元前9世紀のソロモン王も、その“別神”を密かに信仰していたとも言います。キリスト教では、悪魔と称されているのが「マルクート神」や「バール神」であるようです。「マルクート神」や「バール神」は、多産の神であるとともに子供の生贄を求める神であり、生贄の如何に応じて願いを叶えることから、その信者には、ウルトラ自己中心主義という特徴があります。

 

 このようにユダヤ教における“別神”問題は、もとよりあったと言うことになるのですが、これに拍車をかける事態が、紀元前1世紀から1世紀にかけて発生いたします。非ユダヤ人のイドメア人であり、所謂「ネオ・ユダヤ人」であったヘロデ王は、エルサレムの第2神殿を改築するなど、ユダヤ教の‘教皇’として振る舞うようになるわけですが、スタイン・ザルツStain Salts氏の『The Essential Talmud』(217頁)は、司祭の任命などについて、「After the rise of the Herodian dynasty and in the days of the Roman governors, corruption was involved in the appointment on priests, and the high priesthood was sometimes awarded to people who paid enormous sums in order to purchase the honor.(ヘロデ王朝以後、ローマ支配時代の間、汚職が司祭の任命においてはびこった。司祭長は、しばしば、この名誉ある地位を買うために莫大な金額を支払った人に与えられた)」と述べております。すなわち、ヘロデ王は売官行為によって、伝統あるユダヤ教司祭の家々を潰していったと言えるでしょう。『聖書』「旧約聖書」に近い内容を持ち、さまざまな戒律は、口伝でありましたので、伝統あるユダヤ教司祭の家の人々が、司祭長や司祭になれないといった事態は、ユダヤ教の断絶をも意味したはずです。これとともに、異端ユダヤ教である「マルクート神」や「バール神」崇拝が影響力を増していったことは想像に難くありません。

 

 こうしてユダヤ教の変質が起こるわけですが、では、なぜ、バビロニアにおいて、異端ユダヤ教が隆盛してゆくことになるのでしょうか。

 

 ユダヤ教のラビのスタイン・ザルツStain Salts氏の『The Essential Talmud』(11-12頁・85-86頁)によりますと、西暦135年にディアスポラユダヤ人の離散)が起こりますと、その多くがペルシャ湾沿岸地域、すなわち、バビロニアに移動したそうです。こうして、バビロニア(現在のバグダッドの周辺域)には、遅くとも2世紀のディアスポラ以降、「黒いユダヤ人」の大きなコミュニティーができており、ヘロデ王朝時代に進められていた“別神崇拝”が取り入れられ、ユダヤ教の経典である『トーラTorah』には新たな解釈が施され、解釈書集の『タルムードTalmud』を基調とした悪魔崇拝的な教義が成立していたようなのです。

 

 このような経緯においてバビロニアユダヤ教は成立しておりますので、その信者でもあるイルミナティーのメンバー達は、ウルトラ自己中心的な思想の持ち主であると推測することができるのです。

 

(続く)

イルミナティーを構成する3大勢力

  昨日本ブログにて扱いましたように、イルミナティーthe Illuminatiesとは、ネイサン・ロスチャイルドの依頼を受けたイエズス会士(フランシスコ派)のヨハン・アダム・ヴァイスハウプトJohann Adam Weishauptによって結成された「黒いユダヤ人」の国際秘密結社です。今日は、そのイルミナティーを構成する3つの中心勢力について説明しておきます。

 

 第一の勢力は、イエズス会フランシスコ派です。イエズス会は、設立後まもなくフランシスコ派と反フランシスコ派に分かれるようになっております。両者の思想には違いがあり、フランシスコ派は、アッシジのフランチェスコFrancesco d'Assisi(1182年 7月5日 - 1226年10月3日)の「貧しさを礼賛することにかけては徹底しており、物質的な豊かさのみならず、精神的ないし知的な豊かささえも認めなかった」という思想に共鳴している派閥であり、人類の知性や理性を軽んじる傾向にあります。

 

聖フランチェスコのような考え方を実践した場合、人類の非文明化、動物化が起こることはイルミナティー問題を考えるにあたり重要です。イルミナティーによる世界支配計画は、人類の非文明化・動物化・家畜化をともなう計画である可能性があるからです。イグナティウス・ロヨラとザビエルは、未開地域の女性崇拝とも言える「黒マリア」の秘かなる信仰者であったとされることもこの点を補います。反フランシスコ派は、こうしたフランシスコ派の思想に反対している勢力であると言えるでしょう。イルミナティーは、両派閥のうち、フランシスコ派を中心勢力としておりますので、イルミナティーの活動目的は、人類の非文明化、動物化、奴隷化であることにもなるのです。

 

 第二の勢力はロスチャイルド家です。フランクフルトのユダヤ人ゲットー出身のロスチャイルド家は、昨日、述べましたように、元の家名は「カン・ハンKhan」であり、モンゴル系の「黒いユダヤ人」であると推測することができます。従いまして、チンギス・ハンGenghis Khanの思想が、ロスチャイルド家の思想を考える上で参考となります。「蒼い狼」と自称したチンギス・ハンは、‘人を挟み撃ちにすることによって不幸のどん底に陥れることを最大の喜び’とする狡猾かつ残忍な考えの持ち主でした。1236年に、チンギスの孫のバトゥ・ハーンによって総大将に任命されたスボタイの率いられたモンゴル軍が、ヨーロッパに侵入するのですが、「Subotai’s policy to leave in his rear no organized groups of people or nations(組織的住民や国民を一つだに残さないことで向後の憂いを断つというスボタイの作戦)(Gabriel Ronay, The Tartar Khan’s Englishman, p.151)」によって、被侵入地の住民は虐殺されてゆくのです。すなわち、モンゴル軍が通過した後には、累々たる死体の山が築かれ、当時にして、8千万もの人々が、モンゴル軍によって殺害されたることになったのです。このようなモンゴル帝国が持っていたような拡大志向と残忍で邪魔者を排除することにかけては容赦ない悪い性格は、イルミナティーの特徴でもあります。

 

 第三の勢力はサスーン家です。サスーン財閥として英国、インド、中国を拠点に世界規模で活動しているサスーン家がバグダットの‘ユダヤ人(セファルディ系黒いユダヤ人)’の出身であることは、近現代史の真相を明らかとするために重要であるかもしれません。Wikipediaによりますと、サスーン家の世界展開の素地をつくったデイヴィッド・ベン・サスーンDavid Sassoon(1792年10月 - 1864年11月7日)は、以下のような経歴の人物です。

 

――スペインに起源を持つセファルディムの出身で、父サレハ(Sason Ben Saleh)はバグダードのパシャの主任会計を勤め、同市のユダヤ人コミュニティーを率いる資産家だった。その後ダウード・パシャによるユダヤ人迫害を逃れてペルシャを経て一家でボンベイに移住し、1832年にサスーン商会を設立、イギリスの東洋貿易に多大な貢献をした。特に阿片戦争のきっかけとなった当時のアヘン貿易において重要な位置を占めていた。その後は香港、上海にも営業所を構える。さらに、南北戦争によりアメリカ産綿花の輸出が途絶えたのを機にインド産綿花の輸出も成功させた。これらの功績が認められて1853年にイギリス国籍を取得。

 

また、デイヴィッドはボンベイユダヤ人コミュニティーを率いると共に、同地やプーナ、故郷のバグダッドなどに病院やシナゴーグ、学校を建設するなど慈善活動も行った。ボンベイでは英語での教育を施すEEE高等学校やサスーン病院を設置した。デイヴィッド自身は生涯英語を話せず、バグダード時代からのアラブ風の生活様式で生涯を過ごしたが、息子のアブドゥッラーにはイギリス人としての教育を施した。1864年にプーナにて死去した。

 

息子のアブドゥッラーは後にアルバートと改名し、イギリスに渡って準男爵となった。彼の子孫が現在のサスーン家である。――

 

このような経歴をめぐりまして、①「スペインに起源を持つセファルディSephardic Jewムの出身」であることは、1492年となってからスペインから追放された‘イスラム化、あるいは、モンゴル化していたユダヤ人’であった可能性がある点、②ターバンを巻き、完全にイスラム生活様式でその生涯を過ごした点、そして③イスラム教では、その使用を認められていた阿片の貿易に携わっていた点から、少なからず、デイヴィッド・サスーンは‘イスラム化したユダヤ思想’を持っていたと推測することができます。中国大陸への進出といった点からは、あるいは、もともとは「モンゴル系黒いユダヤ人」であったのかもしれません。いずれにいたしましても、特にサスーン家は、その出身地から、バビロニアユダヤ教の信奉者であると推測することができます。

 

こうした出自に加えて、アブドゥッラーの子息のエドワード・サスーン Edward Sassoon (1856年 - 1912年)が ロスチャイルド家の女性Aline Caroline de Rothschildと結婚している点も注目されます。ロスチャイルド家は、「Khan」という元の家名が示すように、「モンゴル系黒いユダヤ人」であったと考えられますので、世界7大財閥の2つであるロスチャイルドとサスーンとの結びつきによって、イスラム教やモンゴル思想寄りの「黒いユダヤ人」が、その勢力を拡大させることになったのではないか、と推測することができます。こうしたイスラム寄りの思想もイルミナティーの特徴の一つであると言うことができます。

 

現在では、ロスチャイルド家とサスーン家は一体となっているようですが、イルミナティーを構成している3つの勢力の背景は、イルミナティーが如何に“やっかいな問題児”であるのかを示唆しているのです。

 

(続く)

なぜ、今、イルミナティーなのか

はてなブログの皆さま、はじめまして。

本ブログ「時事随想抄」は、Yahooブログからお引越ししてまいりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

本ブログの内容は、YAHOOブログ時代にアップロードした記事を踏まえたものとなりますので、引き続きイルミナティーthe Illuminaties問題と国内情勢・国際情勢との関連についての記事が中心となります。そこで、本日は、イルミナティーthe Illuminatiesについて説明しておきます。

 

イルミナティーthe Illuminatiesとは、1776年にイエズス会士(フランシスコ派)のヨハン・アダム・ヴァイスハウプトJohann Adam Weishauptというカトリックのカノン法の教授であった人物が、ネイサン・ロスチャイルドの要請を受けて、1776年にドイツバイエルンにおいて結成した秘密結社のことです。イルミナティーthe Illuminatiesは、キリスト教の仮面を被った「黒いユダヤ人」の国際組織であることを、以下の点から指摘することができます。

 

第一に、1543年にパリにて結成されたイエズス会the Jusuitの創始者であるイグナティウス・ロヨラIgnacio Loyola(1491~1556年)は、スペインのギプツコア洲のバスク生まれであり、両親はマラーノ(キリスト教に改宗したユダヤ人)でありました。フランシスコ・ザビエルFrancis Xavier(1506~1552年)もまた、元ユダヤ人であって、バスク地方の出身であり、両者が「黒いユダヤ人」のバスク人であったことは重要です。

 

イベリア半島は、7世紀から15世紀末までは、イスラム世界に属しており、「黒いユダヤ人」が多く流入していた地域でありました。「黒いユダヤ人」とは、“ユダヤ人”が、交易などを目的に訪れたアフリカ・西アジアインド亜大陸・東南アジア・中国大陸などにおいて、現地の女性との間にもうけた混血児やユダヤ教へ改宗した現地人のことであり、ユダヤ教徒と言いましても、バビロニアユダヤ教というバビロニア地方のユダヤ人コミュニティーにおいて発達した異端ユダヤ教の信者であると言うことができます。『タルムードTulmud』というよく知られたユダヤ教の解釈書も、バビロニアのコミュニティーで成立しております。

 

ロヨラやザビエルもこうした「黒いユダヤ人」の子孫であり、イベリア半島にあった「黒いユダヤ人」の秘密結社にも属していたようですので、イルミナティーの母体となったイエズス会自身が、「黒いユダヤ人」色の強い団体であったと考えることができるのです(“ユダヤ教バビロニアユダヤ教)”の秘儀とされるカバライベリア半島で成立)。特に、イエズス会内のフランシスコ派にその傾向が見られるようです。

 

そして、バスク人の男性は、ヨーロッパでは、その野蛮性が強調され、「破壊者」「浮浪者」「略奪者」と称されておりました。このように、バスク人は、もとより傭兵となったり、集団による掠奪を生業とするなど暴力的であったようなのです。バスク人気質は、大航海時代イエズス会(組織的な男性集団)が、「カトリック教皇の傭兵」、「掠奪者」、「奴隷商人」と称されたことを説明していると言えます。こうした気質は、1776年以降はイルミナティーにも受け継がれていると推測することができます。

 

第二に、ヴァイスハウプトの両親も“ユダヤ人”であり、ユダヤ教からキリスト教に改宗している点は重要です(ヴァイスハウプトの両親は、「白いユダヤ人」であったのか、「黒いユダヤ人」であったのかは不明)。すなわち、イルミナティーthe Illuminatiesは、改宗ユダヤ人のイエズス会士によって結成された秘密結社なのです。このように、イルミナティーは、キリスト教の仮面を被っていたため、20世紀には、中世より存在していたとされるキリスト教の秘密結社であるフリーメイソンを乗っ取ることにも成功しているようです。

 

第三に、ネイサン・ロスチャイルドも、もちろんユダヤ人なのですが、ロスチャイルド家の元の家名が「カン・ハンKhan」であったことに示唆されますように、ロスチャイルド家はモンゴル系の「黒いユダヤ人」であったと考えることができます。ロスチャイルド家がヴァイスハウプトにイルミナティーthe Illuminatiesの結成を依頼したことは、何らかの「黒いユダヤ人」の目的や計画があってのことであった、と推測することができるでしょう。「黒いユダヤ人」は、バビロニアユダヤ教を信仰しておりますので、イルミナティーは、まさに「隠れバビロニアユダヤ教徒」の国際組織とも言えるのです。

 

 イエズス会(フランシスコ派)は、大航海時以降、世界展開している組織であり、現ローマ教皇のフランシス教皇イエズス会出身の初の教皇であることに示唆されますように、現在でも、世界大におけるその影響力は測り知れません。そして、ロスチャイルド家も世界金融に大きな影響を与えております。従いまして、16世紀以降の世界史上の様々な重大事件、現在の世界情勢、そして人類の将来を考えるにあたり、イルミナティーの存在は、決して軽視してはならないのです。

 

 そして、イルミナティーの思想・世界観は、バビロニアユダヤ教の起源とも繋がることから、人類文明の黎明期といった太古に遡ると言うことができます。ここに、本ブログにて、歴史から人類の行く末を考える理由があるのです。

 

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(続く)

なお、 倉西雅子をブログ主とするYAHOOブログの『時事随想抄』は、倉西裕子をブログ主とするはてなブログの『時事随想抄』に移行いたしましたので、「本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます」という所謂枕詞を外して、本日よりブログ記事を書いてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

『時事随想抄』のYAHOOブログからはてなブログへの移行について

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。倉西雅子をブログ主とする本ブログ『時事随想抄』は、8月30日、もしくは31日をもちまして、はてなブログへ移動する予定でおります。まだ手続きを行っておりませんので、無事に移行できるかどうかはわかりませんが、ブログ名の『時事随想抄』は変更しないものの、はてなブログにての管理者たるブログ主は、倉西雅子から倉西裕子へ変更する予定でございます。
 
また、倉西裕子のYAHOOブログ、『歴史問わず語り』は、歴史的観点からの記事は『時事随想抄』でも書くことができ、これまで書いてきた記事数も少なく(『時事随想抄』にて記事を書くようになったため、所謂“開店休業状態”)、さらに閲覧者も僅かのため、YAHOOブログの終了にともない終了いたします。さらに、もう一つ、哲学的観点から開設しております『ちゃぽくらてすは考える』も、これまで書いてきた記事数も少なく(『時事随想抄』にて記事を書くようになったため、所謂“開店休業状態”)、さらに閲覧者も僅かのため、YAHOOブログの終了にともない終了いたします。
 
今後とも、引き続き『時事随想抄』にご訪問くださいましたならば、幸いでございます。9月1日より、記事を書き始める予定でございます。それでは、はてなブログにてまたお会いできる日を楽しみにしております。
 
倉西裕子 倉西雅子

 
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(続く)

ソ連邦が連合国側に加わっていた不思議

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。「昨日、民主・自由・法治主義VS全体・管理・独裁主義問題は続いている」と題して、民主・自由・法の支配VS全体・管理・独裁主義問題は古来からあり、「第二次世界大戦における連合国側の勝利も、民主・自由・法の支配の勝利を象徴する出来事として人類史上に位置付けられる場合も多いと言えましょう」と書きましたところ、読者の方から、「ん? 連合国側に民主・自由・法の支配ではない国もあったような?また、どのような国でも、国民をうまく言いくるめて使い捨てにしているような?」というコメントをいただきました。
 
 こうした意見がある理由は、まずもって、連合国にはソ連邦が加わっていた点にあるのですが、まさにソ連邦が、民主・自由・法の支配の側に加わっていたことにこそ、イルミナティーの騙しのテクニックが如何に巧妙であるのかが見えてくると言うことができます。
 
 かつて、そして今も、「進歩的知識人」と称されるソ連邦中国共産党の親派がおります。全体・管理・独裁主義国家を支持しているにもかかわらず、「進歩的知識人」と称されたのか、その理由は、ソ連邦中国共産党も、「労働者イコール国民による政権であるから民主主義国家である」、「資本家から労働者を開放したのだから自由主義国家である」、「法律があるから法の支配の国家」であると嘯いていたからであると考えることができます。すなわち、「民主主義」、「自由主義」、「法の支配」という用語をめぐって、別の定義付けを行いますと、全体・管理・独裁主義国家でも、民主・自由・法の支配国家ということになってしまうのです。真の意味で理性・知性的な人々が、民主主義、自由主義、法の支配を唱えた場合、それは、本当の意味での民主主義・自由主義・法の支配なのですが、イルミナティーの息のかかった「進歩的知識人」が、民主主義、自由主義、法の支配を唱えた場合、それは、定義の異なる「民主主義」、「自由主義」、「法の支配」であり、人々が、これらの「進歩的知識人」に従いますと、いつのまにやら全体・管理・独裁主義国家がもたらされてしまうことになるのです。そして、実際には必然的に全体・管理・独裁主義国家となってしまう社会・共産主義思想も、“理知的思想”に見えてしまうのです。
 
中国共産党政権によって名づけられた「中華人民共和国」という国名は、まさに詐欺的テクニックの典型とも言えましょう。
 
 かくて、このような詐欺的プロパガンダによって、ソ連邦は連合国側に加わり、「進歩的知識人」は大手を振ってソ連邦中国共産党政権を擁護するようになったと推測することができます。
 
*本ブログ『時事随想抄』は、8月30日、もしくは31日に、はてなブログへ移動する予定でおります。引き続き読者となっていただけましたならば、幸甚でございます。

 
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