時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

年金積立金の増加は危険?

 イルミナティーは、人類の非文明化・動物化・家畜化を目的に活動を世界規模で展開している秘密結社ですので、最終的には、国境の無いワン・ワールドが計画されていると考えることができます。9月12日のNHKのニュースウォッチ9にて、民族の相違や国境の無い世界を喧伝するイベントについて大きく扱っておりましたように、イルミナティーの基本方針は、やはり国境の無いワン・ワールドであろうと推測することができるのです。この点におきまして、この計画と関連しているのが日本の年金運用問題であると考えることができます。

 

 一昨日に「“消えた年金”とならないために」と題しまして論じましたように、イルミナティーは、人類の非文明化・動物化・家畜化の一環として、日本の年金制度の崩壊を狙っていると推測され、国民の知らぬ間に「資産構成割合(基本ポートフォリオ)」におけるリスク資産へ割合を、年金制度の不安定化、さらには崩壊に繋がるレベルにまで上げることを計画していると推測することができます。この問題は、日本一国の問題に留まらず、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2013年度の運用資金が凡そ126兆円であって、世界最大の機関投資家となっていることにおきまして、世界恐慌に繋がる可能性があるからです。

 

 1937年のブラックマンデーによる世界恐慌によって、米国をも含む多くの国々で共産化の動きが生じ、その混乱の中から第二次世界大戦が発生いたしました。株式・債券市場に何らかの要因が作用して株価や債券価格が大幅に下落した場合、あるいは米中戦争の勃発、あるいは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の投資先の企業の連鎖的倒産や業績不振などが生じた場合、日本の年金制度が崩壊するとともに、その運用資金が大きければ、大きいほどに、世界恐慌へと繋がる可能性があるのです。

 

 今般の年金制度改革は、年金の受給年齢の引き上げが焦点となっており、75歳選択制などの導入も計画されているようです。こうした改革は、一見いたしますと受給者を減らすことによる、年金積立額の増加を意味しますので、歓迎すべき改革であると捉えられがちです。しかしながら、こうした改革には、運用資金が増加し、それが“ジャンク株”や“ジャンク債”と称されているようなリスク資産のさらなる保有に繋がるという危険があるのです。

 

 このように考えますと、世界経済は、発展に向かうよりも、むしろ維持する時代に来ている気がいたします。すなわち、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用資金をこれ以上増やさず、さらには、優良株式・債権への投資に特化し、現状を維持する必要があると考えることができるのです。GPIFの資金のすべてを株式・債券市場から、突然引き上げますと、その時点で世界恐慌が起こる可能性もありますので、現状維持が望ましいのではないか、と考えることができるのです。

 

(続く)