時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

「二酸化炭素排出量ゼロ」は地球温暖化の正しい解決策ではない

 地球温暖化問題に関しましては、国際機関、各国政府、メディアが、こぞって二酸化炭素の排出量の増加がその原因であると主張しております(こうした声にかき消され、そもそも二酸化炭素犯人説が、正しい説であるのか、否か、その検証すら疎かにされてきている)。

 

 仮に、二酸化炭素の排出量の増加が、その原因の一つでありましても、「二酸化炭素排出量ゼロ」が、その正しい解決策なのでしょうか。別の解決策の方が、よほど理に適っている場合もあるのではないでしょうか。

 

 では、どのような解決策があるのか、と申しますと、①森林伐採の制限、②植林(特に砂漠の緑化)、③工場・発電所などから排出される二酸化炭素の排出量を減らす装置の開発、を挙げることができます。この方策ですと、無理に「二酸化炭素排出量ゼロ」政策を進める必要はなく、石炭・石油などの化石燃料を適度に利用しながら、地球環境を守ってゆくことができるからです。

 

 人類の生存に必要な酸素は、植物が二酸化炭素を吸収して酸素に変換することによって供給されており、二酸化炭素自体は必要不可欠であり、無理に、「二酸化炭素排出量ゼロ」とする必要はなく、二酸化炭素が増加した分だけ、植物を増加させ、増加分の二酸化炭素が吸収されれば、問題は解決するのです。仮に、この「二酸化炭素吸収策」が、世界各国で採用されれば、「排出権取引」など、日本にとって不利な取引を廃止するもできるでしょう。高度成長時代、日本各地に公害問題が発生いたしましたが、産業廃水を浄化・減少させる技術の開発や緑化運動などによって、日本の空、河川、海の多くが、その従来の姿を取り戻しております。産業排水を二酸化炭素に置き換えれば、効果は期待できるのです。

 

 昨日、2050年までにおける「二酸化炭素排出量ゼロ」というスローガンを文字通り実行した場合、日本の産業・経済が壊滅的状態となる可能性が高い点を指摘いたしました。この点を考えますと、「二酸化炭素吸収策」が現状に適しており、リスクも低いと考えることができるのです。

 

 では、このあたりまえとも言える「二酸化炭素吸収策」を、なぜ、国連を含む国際機関や各国政府は提唱しないのでしょうか。この点に、「二酸化炭素排出量ゼロ」政策の奥に潜む国際陰謀組織(イルミナティ・黒ユダヤバビロニアユダヤ組織)の真の目的を垣間見ることができるのではないでしょうか。昨日、本ブログにて、「二酸化炭素排出量ゼロ」には、人類を滅亡へと導くような悪意があると述べました。その理由こそ、この点にあるのです。すなわち、「二酸化炭素吸収策」が、もっともリスクが低く、理に適った策であることを知りながら、人類を滅亡、非文明化、動物化させるために、国際陰謀組織(イルミナティ・黒ユダヤバビロニアユダヤ組織)は、あえて、無理矢理に「二酸化炭素排出量ゼロ」政策を各国政府を通して進めさせていると推測することができるのです。