時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

芸能界はあべこべ村か

 ネット上のニュースを読んでおりましたところ、”韓流”批判の発端となる発言をした俳優の方が、芸能会社の社長に”土下座”を強いられたとする記事がありました。この謝罪の構図、どう考えても”あべこべ”であり、反省すべきは、この社長を含めたマスコミの側なのではないかと思うのです。

 今回の韓流騒動が起きたのも、韓国側を含むマスコミや芸能界が、押し付けがましく、強圧的であることも一因しています。そもそも、土下座の要求など時代錯誤も甚だしく、解雇といった制裁を加えて、言論の自由を封じようとする態度にも、国民の多くは、眉を顰めるばかりです。視聴者に対する姿勢も同様であり、”嫌いならば見なければよい”とか、”失うものが大きい”といった見解は、脅迫じみているのです。脅せば解決すると言う姿勢では、暴力団と同じです。

 ブラウン管を通して、マスコミの非常識な脅迫容認と暴力志向の価値観が拡散されては、国民にとりましては迷惑なことですし、青少年のメンタリティーにも悪影響を与えます。韓流批判を招いた原因は、マスコミと芸能界にもあるのですから、一般国民からの正当な批判は受け入れ、自らの健全化に努めるべきではないかと思うのです。

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