時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

レーザー等最重要技術の流出防止を-理研問題

 昨日は、理化学研究所中韓等と締結している研究開発協力協定や業務提携協定について警鐘を鳴らす記事を書きましたが、先端技術の流出には、具体的な防止策が必要なのではないかと思うのです。

 まず最初に取り組むべきは、流出防止の対象となる分野の絞り込みです。中韓の研究機関との協定に見られたように、両国ともレーザー技術に高い関心を示しております。それもそのはず、レーザー技術こそが、軍事、並びに、経済において、その国の行方を左右する重大な技術であるからです。理研でも、ミサイル破壊を可能とするレーザー兵器の研究がなされているとされておりますが、軍事面では、迎撃レーザーシステムが完成すれば、核の無力化が実現するとも指摘されております。今日、中国は、日本国に照準を合わせた核ミサイルを多数配備しておりますが、レーザーシステムの開発に成功しますと、核の恐怖を取り除くことができます。また、攻撃面においても、レーザー兵器は、従来型の攻撃兵器よりもさらに強力な破壊力があり、中国は、攻撃面での研究を進めているようです。何れにしましても、国家の命運がかかる最重要技術なのです。アメリカでも、レーザー兵器は開発中とされていますが、極秘のプロジェクトであり、門外不出の技術とされているようです。産業に関する影響については、昨日の記事で説明しましたので繰り返しませんが、軍事転用可能な技術、並びに、産業競争力に直結する技術は、政府が指定技術とし、厳格な管理によって諸外国への技術流出を防ぐべきです。

 また、協定を結ぶにしても、相手国を選ぶ必要があります。少なくとも、領有権問題の相手国、価値観を共有していない国、反日教育を実施している国…などは、協力国として相応しくありません。今からでも遅くはありませんので、日本国政府は、最重要技術の流出には歯止めをかけるべきと思うのです。

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