時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

『聖書』は恐竜支配の時代を知っていたのでは

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。
 『聖書』の神様が、このサタンの化身を3つの存在、すなわち、「野獣beast」・「赤い竜red dragon」・「偽預言者false prophet」として表現していることは、興味深いことです。もし、『聖書』の神様が、サタンを、敢えてこれら3者として表現したならば、「野獣beast」・「赤い竜red dragon」・「偽預言者false prophet」の特徴と性質を調べることは、その脅威に対する対策を練る上でも重要なことです。これらの三者は、世界を支配し、世界最終戦争を起こすことで、善良なる「神様志向型人類god (goddess)-minded human」の方を滅ぼそうとしているのですから。「神様志向型人類god (goddess)-minded human」は、その知能を用いて、人々がお互いの尊厳と権利を尊重するような、よりよき世界を築こうといているにも拘わらず…。
 
昨日、三者のうち「赤い竜red dragon」は、現在の人類の中には、恐竜の魂の蘇りではないか、と疑いたくなるような、「恐竜の魂を持った人々Dinosar’s Incarnation」があることを、本ブログにて述べました。そして、地球には、巨大恐竜が跋扈し、支配者として君臨していた時代もあったのです。
 
このように考えますと、『聖書』が、「赤い竜red dragon」と表現した理由は、かつて‘獰猛であり、他者を犠牲にすることで巨大化した恐竜による地球支配の時代があったことを、人々に知らせようとしているのではないでしょうか。「赤い竜red dragon」は、現在、絶滅したはずの恐竜の魂の憑依によって蘇った恐竜とでもいうような爬虫類型の思考回路を持った人々が、かつてのように、地球を支配しようとしていることへの警鐘とも考えられます。『「赤い竜red dragon」とは、その巨体と地球に対する支配欲の強さを表現しているのでしょう。
 
恐竜は、約6,600万年前の白亜紀新生代との境に多くが絶滅したとされております。人類は、この時代はまだ哺乳類の初期の段階ですので、このように恐竜による地球支配の時代を記憶しているはずもありません。では、なぜ『聖書』の神様は、恐竜の地球支配を知っていたのか、この点は、理神論とも結びつき、極めて興味深いことなのです。『聖書』は未来への預言だけではなく、過去をも伝えているのかもしれません。
 
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(続く)