時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

現代ユダヤ人の内部告発

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。現代ユダヤ人は、先祖伝来のユダヤ人とネオ・ユダヤ人によって構成されていることを昨日指摘いたしました。ロスチャイルド家に代表されますように、ネオ・ユダヤ人たちは、世界各国において、国家権力と近い関係を築いていますので、世界支配が順調に進んでいるのかといえばそうではないようです。その理由の一つには、現代ユダヤ人の内部から、ネオ・ユダヤ人を批判する人々が、しばしば登場することにあります。
 
アンネ・フランクの『アンネの日記』も、一種の内部告発本であると言うことができます。その内容が、現代ユダヤ人の中に確かに極悪人がいることを指摘し、さらに、一般的なネオ・ユダヤ人女性たちの不道徳な人生観や処世術に対しても痛烈に非難しているからです。こうした内部告発を行うユダヤ人には、キリスト教徒と宗教的・思想的に近い先祖伝来のユダヤ人やアシュケナージュが多いようで、『アンネの日記』がベストセラーとなり、多くの読者の共感を呼んだのも、その人生観や価値観が、一般社会、すなわち、中間層の人生観や価値観に近かったからなのでしょう。
 
また、『シオンの議定書The Protocolsof Zion』も、ネオ・ユダヤ人組織の世界支配計画と組織内部の状況をよく知っている人が、その詳細な計画の内容と実行中の計画を暴露したとも言えます。議定書は、書かれた当時、大きな影響を与えましたが、今日でも、ネオ・ユダヤ人の計画や実体を知る上で、貴重な参考資料となるのではないでしょうか。さらに、ヒトラーユダヤ人説を信じれば、ヒトラーの『わが闘争』も、結果としては、一種の内部告発の役割を果たしたのかもしれません。
 
ネオ・ユダヤ人組織対策のためには、組織にかかわる多くの情報が必要となります。現在でもネオ・ユダヤ人組織の実体は、一般の人々の目からは、隠されているのですから、内部告発は、数少ない情報源として、大きな役割を果たしていると言えるでしょう。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

 
(続く)