時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

モンゴル女性の残忍問題

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。イスラム女性や‘現代ユダヤ人’女性のメンタリティーの問題と関連して、今日は、モンゴル女性の問題について扱っておくことにします。
 
ガブリエル・ローナイ氏の『The Tartar Khan’s Englishman』によりますと、モンゴル人の残忍性は、男性に留まらなかったようです。モンゴル女性は男装して、軍隊に加わり、氏の著書に載る『トーマス・オブ・スパラトの年代記』によりますと、「They showed even greater cruelty against women prisoners than their men; for when they saw women pleasing appearance and attractive faces, who aroused their jealousy, they unsheathed their swords and killed them instantly. Those who were found fit to be used as slave servants, they disfigured by cutting off their noses. 彼女たち(モンゴル女性)は、捕虜となった女性たちに対して、その夫以上の残忍さを発揮した。嫉妬心を掻き立てるような容姿端麗で魅力的な面立ちの女性を見つけると、即座に剣を抜いて殺した。奴隷として使役するのにちょうどよいような女性を見つけると、鼻を削いで、醜女となした」そうです。
 
身の毛もよだつような恐ろしい残忍性を、モンゴル女性は、持っていたことになります。また、嫉妬深さも際立っていることになりますが、その理由は、男性の歓心を買うことで、自らのみが他者よりも社会的に優位な地位、経済力のある地位を得てゆくことを良しとする習性にあるのかもしれません。男装のモンゴル女性は、巧みなお化粧、髪型、ダンスで男性の歓心を買ったのか否かは疑問ですが、このような人生観におきましては、他の女性はすべてライバルとして認識されてしまうことになるからです。
 
このことは、現在でも「イスラム型」の女性が、権力を掌握した際の怖さを示唆していると言えるでしょう。

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(続く)