時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イエズス会のスパイ網

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。ジョン・S・トレル氏John S. Torellが、氏の機関紙、『European-AmericanEvangelistic Crusades』(1999年7月号)のニュースレターに掲載した論文は、イエズス会という組織の特徴として、以下の点を指摘しております。
 
イエズス会を組織すると、イグナティウス・ロヨラは、精巧なスパイ組織をつくりあげた。反対者には、即座に死がもたらされた。イエズス会は、ローマ・カトリック教会の破壊的軍隊となったにとどまらず、シークレット・インテリジェンス・サーヴィスに発展していたのである。歴代教皇たちは、イエズス会にさらに頼るようになったが、彼らは、イエズス会の指導者の中枢部がユダヤ人たちであって、ローマ・カトリック教会を軽蔑、嫌悪しているイルミナティーのメンバーでもあることに気付かつかなかった。

Setting up the Jesuit order, Ignatius Loyoladevised an elaborate spy system, so that no one in the order was safe. If therewas any opposition, death would come swiftly. The Jesuit order not only becamea destructive arm of the Roman Catholic Church; it also developed into a secretintelligence service. While the Popes relied more and more on the Jesuits, theywere unaware that the hardcore leadership were Jewish, and that these Jews heldmembership in the Illuminati Order which despised and hated the Roman CatholicChurch.

 
7月15日付本ブログにて、「マルクスの残忍性、凶暴性、悪賢さ、そして文明や歴史への反感の強さから判断して、マルクス家への養子としてカールに白羽の矢を立てていたといたしますと、「黒いユダヤ人」の所謂‘人を見る目’は、人類にとりまして脅威である」と述べました。その‘人を見る目’こそ、イエズス会の「シークレット・インテリジェンス・サーヴィス」のなせる技と言えるでしょう。スパイ網を構築して、人格、能力などのあらゆるデータを収集して、利用できる人物をリクルートすることがイエズス会の仕事であり、ユダヤ人教員が、あるいはその任務にあたっていたと推測することもできるかもしれません。

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(続く)