時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーは「野生種ホモ・サピエンス」の生き残り?

  今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。ベルナール氏暗殺事件は、モロッコ教の問題が、現在の政治・経済はもちろんのこと、社会・文化などのあらゆる面におきまして、深刻な問題であることを示しております。昨日指摘いたしました点の他にも、この事件から見えてくるいくつかの他の重要な問題につきまして扱ってまいります。
 
まず、第一に、イルミナティーのメンバー以外の人々の人間としての尊厳や基本的な諸権利を無視する、否、無視すべきであると思い込むよう徹底的にマインド・コントロールがなされていることを指摘することができます。子供を犠牲に捧げるというイルミナティーの野蛮な儀式は、この他者の生命などの諸権利の軽視・無視を象徴している儀式であると言うことができます。特に、何ら罪のない無垢な子供であることに意義があり、人間の野獣化を促す儀式なのです。
 
そして、オランダのTVのインタビューにおけるベルナール氏の発言内容から、イルミナティーのターゲットとなり、殺害された、もしくは破滅に追い込まれた個人、もしくは、集団の財産などは、メンバー内において分配されるというシステムであることがわかります。
 
イルミナティーのこのシステムでは、いわばメンバー以外の人々はみな、‘獲物’として認識されていることになるのです。特に、イルミナティーとの関係が希薄であって、富んでいる国々や個人がターゲットとなることになります。このようなシステムは、チンパンジーなどの野生動物の‘群れ’と同じ原理のシステムである点は、重要です。
 
昨日、「イルミナティーは、理性・知性的な啓蒙思想キリスト教の博愛精神から生じた組織ではなく、子供を生贄に捧げるほど野蛮で、悪魔崇拝的思想から生じた組織であり、その起源は太古に遡る」と述べました。その起源は、太古をも通り過ぎ、外見上は‘人間’に見えても、ホモ・サピエンスが、まだヒューマニティーを持っていなかった時代のホモ・サピエンスに遡っており、むしろ、この所謂「野生種ホモ・サピエンス」の生き残りが、イルミナティーであって、フリーメイソンであると言うことができるでしょう。
 
8000人程度と推定されるイルミナティーのメンバーのなかには、ベルナール氏のように洗脳された人々も含まれていると考えられますが、恐ろしいことに、その中核を成しているメンバーは「野生種ホモ・サピエンス」であり、もとから良心のかけらも無い人々であると推測することができるのです。

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(続く)