時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

米国が承認したのはイスラエルなのかイルミナティーの国家権力体か

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。1948年における米国によるイスラエルの国家承認文書には奇妙な点が多々あり、イルミナティーの介在を想定しますと、この文書が深刻な問題を含んでいる可能性を昨日指摘いたしました。
 
すなわち、加筆・修正が加えられたこの極めて曖昧な承認文書には二重の意味があり、表向きの「1)米国政府によるイスラエルの国家承認」の他に、「2)米国政府による‘イルミナティーの国家権力体’の成立の承認」という2つの読み方ができるようになっている、と言うことができるのです。換言いたしますと、一般の米国人、ならびに、世界各国の非ユダヤ人にとりましては、この国家承認文書は、中近東・パレスチナ地域におけるイスラエルという一国家の成立が米国政府によって承認されたという一般的な意味に取れますが、ユダヤ人(イルミナティー)の間では、別の意味で理解されている可能性がないわけではありません。
 

この点を補う史料として、大統領を辞した後のトルーマンの1956年における以下の発言を挙げることができます(『Conspiracy of theSix-Pointed Star:』、125頁掲載)。

 

――When a Jew born and living in America talks to his Jewish companionsabout ‘our government, he means the government of Israel.(米国で生まれて、居住しているユダヤ人が、同じユダヤ人に‘我々の政府our government’について話す時は、‘イスラエル政府thegovernment of Israel’のことを意味しているのである)――

 
米国人・米国籍でありながらユダヤ人が「我々の政府our government」という言葉を使う時、それは、米国政府のことではなく、イスラエル政府のことであることをトルーマンは指摘しているわけです。しかし、ここで言う「イスラエル政府the government of Israel」も、さらに2重の意味を持っているかもしれません。それは、パレスチナにあるイスラエル政府という意味と、イルミナティーの国家権力体(世界政府)という2つの意味を持っているとも考えることができるのです。
 
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(続く)