時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

満州とロスチャイルド家との関連

  今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。1930年代に、日本政府が進めていた「河豚計画」(1938年策定)とイルミナティーとの間には関連があると推測されること、そして、「河豚」の「河」は、ロスチャイルド家の元家名の「カーンKhan」を漢字で表記いたしますと「河汗」となることから、ロスチャイルド家を意味し、「豚」は改宗ユダヤ人のマラーノを意味している可能性を指摘いたしました。
 
これを補う資料として、「河豚計画」の名づけ親であり、海軍大佐・ユダヤ問題研究家であった犬塚惟重氏が、「河豚計画」について「この現象は、二千年来地球上をさまよい続けた東洋人種猶太人の東洋還元である」と発言していた点を挙げることができます(犬塚氏は、「河豚計画」と名付けた理由について、表向きは、‘ユダヤ人問題を扱うことは、美味しいけれども毒がある河豚を扱うようなものであるから’と説明している)。
 
犬塚氏が‘ユダヤ人’を東洋人として認識し、さらに、満州におけるユダヤ国家の建設を、ユダヤ人の「移住」ではなく、「東洋還元」と表現した理由は、ロスチャイルド家(カーンKhan家)が、この地域の出身であったことを、氏が知っていたことにあると推測することができます。すなわち、犬塚氏は、ユダヤ研究を通して、ロスチャイルド家などのモンゴル系の「黒いユダヤ人」にとっての故地は、遊牧民族の地である旧満州地域であると結論していたと考えることができるのです。
 
満州におきましては、192845日、フリーメーソンのスンガリ(松花江)会場が設立されております。フリーメイソンは、20世紀初頭には、既にイルミナティーによって乗っ取られていたと推測されますので、満州地域は、「河豚計画」が策定される10年も前から、イルミナティーがその拠点を築いていた地域であったことになります。本ブログにおきまして、再三にわたって指摘しておりますように、イルミナティーはロスチャイルド家によって1776年に設立されておりますので、ロスチャイルド家は、早くから満州地域に関心を持っていたことになるのです。
 
このような点から、「河豚」の「河」は、ロスチャイルド家を暗示していると考えることができるのではないでしょうか。明日は、「河豚」の「豚」の意味について扱います。

 
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(続く)