NHKの『悪女伝説』のマタ・ハリとエリザベートはイルミナティー問題と繋がる
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。6月20日に放送されたNHKの『悪女伝説』というTVプログラムは、マタ・ハリとオーストリア后妃のエリザベートElisabeth Amalie Eugenie von Wittelsbach(1837年12月24日 - 1898年9月10日)の二人の女性の‘悪女’ぶりを扱っており、マタ・ハリにつきましては、本ブログにてここ数日間扱い、妖艶なダンスで男性を翻弄する単なる‘悪女’ではなく、その背後には、国家安全保障の重大問題、すなわち、イルミナティーという「黒いユダヤ人」の国際組織と国家との対立という構図が潜んでいることを明らかといたしました。
では、もう一人の‘悪女’、エリザベートはどうなのでしょうか。NHKが、エリザベートを‘悪女’として扱った理由は、1)国民の税金で豪奢な生活を送り、2)オーストリア帝国の后妃としての公務も行わずに放浪の旅を続け、3)宮廷の伝統的慣習に従わず、4)当時、オーストリア帝国の瓦解の端緒となることが懸念されていたハンガリーの独立問題にハンガリー側の立場において介入した点にあるようです。この他にも、エリザベートが息子の皇太子・ルドルフ・フランツ・カール・ヨーゼフ・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲンRudolf Franz Karl Joseph von Habsburg-Lothringen(1858年8月21日 - 1889年1月30日)をきちんと教育しなかったことから、皇太子・ルドルフが放蕩息子となり、外交官の娘と不名誉な情死を遂げたことも、‘悪女’である理由となるでしょう。
確かに、一般的に、これだけで十分な‘悪女’なのですが、エリザベートの背景を調べてみますと、エリザベートの背後にも、国家安全保障の重大問題、すなわち、イルミナティーという「黒いユダヤ人」の国際組織と国家との対立という構図が潜んでいることがわかってまいります。すなわち、NHKが、‘悪女’として扱った二人の女性は、二人とも、世界最終戦争への導火線問題と繋がっているようなのです。そこで、明日からは、エリザベートの背景について扱います。
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(続く)