時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

国際連盟の影にイルミナティー?

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。国連the United Nationsの背後にイルミナティーが見え隠れしていることは、イルミナティーによって、全世界を支配するための一つの政府、すなわち、“世界政府”を樹立する計画を立てられており、その計画において、国連がその具体的機関として位置付けられている可能性を示しております。
 
このようなイルミナティーの‘世界政府’を具現化・具体化するための国際組織の創設は、1945年の国連の創設を以って始められたわけではなく、以下の点から、おそらく、1920年における国際連盟League of Nationsの創設に遡ることができそうです。
 
1)国際連盟が設立されますと、1938年までの間、パリ・ロスチャイルド家のモーリス・ド・ロチルドMaurice de Rothschildの屋敷であり、スイスのジュネーブにあったシャトー・ド・プレニーChâteau de Pregnyが、国際連盟の会場として使用されている。
 
2)国際連盟の事務総長は、3代3人のみであるが、初代のジェームズ・エリック・ドラモンド氏James Eric Drummond17 August 1876 – 15December 1951)は、カトリックである。第二代事務総長のジョセフ・ルイ・アン・アヴェノルJosephLouis Anne Marie Charles Avenol (June 9, 1879 – September 2, 1952)も、カトリックである。第三代事務総長のショーン・アーネスト・レスター(Seán Ernest Lester Lester1888928 - 1959613日)は、カトリック国であるアイルランドの出身であり、ドイツ政府に対してユダヤ人の迫害を止めるように繰り返し抗議している。このような事務総長とカトリックとの繋がりは、イルミナティの中心勢力の一つであるイエズス会が、事務総長人事に介入していた可能性を示唆している。
 
3)連盟は、1934年に、イルミナティーによって建国されたとされるソヴィエト社会主義共和国連邦の加盟を認めるとともに、常任理事国となしている。
 
このような3点は、1920
年の国際連盟の設立において、少なくともイルミナティーは、国際連盟を、将来‘世界政府’となるべき機関として位置付けていた可能性を示していると言えるのではないでしょうか。国際連盟国際連合も、国際紛争の解決や調停においてその役割は極めて重要なのですが、イルミナティーの世界支配計画とも関連がある危険性についても、十分に注意を払う必要がある気がいたします。
 
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(続く)