時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーによって齎された皇室反対が右翼で賛成が左翼の構図

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。イルミナティーが世界の王室・皇室を‘乗っ取っている’ことによって、これまでの「右翼」や「左翼」の定義は、改める必要がありそうです。
 
「右翼」のこれまでの定義は、「民族主義にもとづく国家第一主義と王室擁護を唱える人々」、「左翼」のこれまでの定義は、「共産・社会主義にもとづく国際第一主義と反王室制度を唱える人々」と考えることができます。
 
国家第一主義と王室擁護が結びつく理由は、イルミナティーに乗っ取られる以前の王室・皇室は、当該民族の象徴的存在でしたので、これまでの「右翼」の定義にもとづく人々が、特に王室・皇室の礼賛主義者でもあったことによります(「王党派」などという名称もその典型)。「右翼=王室・皇室礼賛主義者」と言うことになるのです。ところが、イルミナティーに乗っ取られたことによって、‘王室’・‘皇室’は、当該民族の象徴ではなく、むしろイルミナティーという国際組織による当該国家の支配の象徴となり、「民族主義にもとづく国家第一主義」と対立する存在となっております。
 
日本の‘皇室’を例にとれば、朝鮮・中国化が進んだことによって、現在、その支持者は、在日中国・朝鮮系の人々や日本国籍を取得した中国・朝鮮系の人々となっており、所謂「右翼の街宣車」による‘皇室’礼賛活動が、北朝鮮によって行われていることはよく知られております。現在、「右翼」と言った場合、日本の伝統や文化を大事にする日本人のことを指すのか、’皇室’を礼賛する中国・朝鮮系の人々を指すのか、はなはだしい混乱が生じていると言えるでしょう。「右翼=民族主義にもとづく国家第一主義を唱える人々=王室・皇室礼賛主義者」という構図は、もはや成り立っておらず、その定義は、「王室・皇室礼賛主義者」を削って、「右翼=民族主義にもとづく国家第一主義を唱える人々」と改めるべきなのです。
 
「左翼」につきましても、これまでの「左翼」は、イルミナティーの思想である共産・社会主義思想にもとづいて民族国家を否定する立場の人々でありましたので、イルミナティーに乗っ取られる以前の王室・皇室とは対立する立場の人々でありました。ところが、イルミナティーに乗っ取られたことによって、‘王室’・‘皇室’が、イルミナティーという国際組織の象徴となったことから、「左翼」は、むしろ‘王室’・‘皇室’と近い関係にある人々となったと言うことができます。日本共産党が、その政策方針を天皇制反対から賛成へ切り替えたことに示されますように、「左翼」と言った場合、‘皇室’反対論者であるのか、賛成論者であるのか、不明瞭となっているのです。「左翼」につきましても、その定義から、「王室・皇室反対主義者」という言葉を削って、「左翼=共産・社会主義にもとづく国際第一主義」と改めるべきでしょう。
 
すなわち、新たな「右翼」と「左翼」の定義にもとづけば、所謂「皇室ばんさい」を声高に唱える人々が「左翼」であって、「皇室廃止」を唱える人々が「右翼」であるということになるのです。

 
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(続く)