時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

国制改革における改悪はメビウスの輪に由来?

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。古今東西、特に、イルミナティーが結成された18世紀後半以降、国制改革を行いますと、成功したかのように見えて、いつのまにやら進むべき方向をイルミナティーによって変えられてしまい改悪となってしまう問題は、イルミナティーの奉じるバビロニアユダヤ教の「蛇鷹輪の思想」の原理にもとづくようです。
 
「蛇鷹輪の思想」とは、メビウスの輪を人間社会に応用させた思想です。そもそもメビウスの輪とは、捩じれた形の輪のことであり、捩じれた輪を大きな透明なチューブでできた輪にたとえますと、チューブの中を歩く人は、一生懸命に前へ前へと進んでいるのですが、輪の外から眺めてみますと、チューブの中を歩いている人は、いつのまにやら出発点に戻っているのです。さらに、チューブの中を歩く人は、このチューブから抜け出すこともできないのです。
 
永遠に出発点に戻り続けるというメビウスの輪を人間の社会観や歴史観に応用したのが「蛇鷹輪の思想」であり、メビウスの輪のチューブの中に入れられてしまいますと、人類は、理想的な社会の構築に向かって真っすぐに進んでいるはずが、いつのまにやら原始時代に戻ってしまうということになります。百年前に比べますと、遥かに“まし”な社会となっておりますように、現在、人類は、科学技術的にも人文的にも文明の道を進んでおり、その目的地は、より優れた社会、すなわち、より安全で快適な社会(重労働からの解放・衛生状態の確保・医学の進歩による長寿など)のみならず、基本的人権の尊重、法の支配、民主主義が実現された社会であるはずなのですが、そのように考えるは、非イルミナティーの人々です。
 

イルミナティーは、人類が文明化しているがゆえにこそ、人類をメビウスの輪のチューブに閉じ込め、あらゆる面におきまして、その原理に従って出発点に戻そうと計画していると推測することができるのです。従いまして、よりよい社会の構築を目指して国制改革を行いますと、結果的に、社会がむしろ野蛮化・動物化してしまう傾向にあることは、このことによるもので、イルミナティーの暗躍の結果であると考えることができるのです。


 

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(続く)