時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

中国の”本当のお友達”は北朝鮮

 本日の新聞によりますと、北朝鮮平壌で行われた聖火リレーは、これまでの諸国とは大きく違い、歓迎一色であったそうです。このことから分かることは、中国の”本当のお友達”は、北朝鮮であったということです。

 確かに、中国が言う”本当のお友達”の意味を正確に理解するためには、同様のメンタリティーが備わっていなくてはなりません。日本人ですと、”本当のお友達”は、注意や批判であっても何でも言い合える間柄を見しますが、中国では、自分の言うことに従順に従い、尽くしてくれる人が”本当のお友達”です。そうして、聖火リレーでは、北朝鮮は、見事にこの中国定義の”本当のお友達”ぶりを披露したことになるのです。チベット弾圧に際して、自国がチベットと同じ理由で併合されることになるかもしれないにも拘わらず(冊封の歴史的事実や将来的な武力占領・・・)、無条件に支持していましたので、この時にも、”本当のお友達”をアピールしたことになります。

 北京オリンピックの後には、東アジアに”本当のお友達”を認め合った悪友連合が出現するかもしれません。日本国は、隣国からの悪の道への誘いを断るべく、自由と民主主義を掲げ、抑圧国家の人々に希望を与える国家であらねばならないと思うのです。

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