時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本国政府は迷惑政府か

 最近、自分の権利ばかりを主張して、責任を果たそうとしない”迷惑○○”が、世間では数多く見受けられます。一方、日本国政府の昨今の様子を見てみますと、この”迷惑○○”に通じるものを感じざるを得ないのです。
 
 それは、国際社会に対しては、国際協調を唱えて国連の常任理事国入りを主張しながら、インド洋沖での給油活動からは自分の都合で撤退しようとし、国民を無視して中国に揉み手で協力しながら、国民に対して傲慢な態度で不利益を押しつける、といった態度に見られます。無責任と自己中心的なご都合主義の同居こそ、迷惑政府の証とも言えましょう。

 これでは、国際社会からの信頼を失い、ただでさえ不安定化している日本国の状況に拍車をかけることになります。台頭する中国、日米同盟の揺らぎ、竹島問題など、我が国を直面する問題で解決が容易なものは、一つとしてありません。こうした中で、党利党略に振り回された無責任な政策や場当たり的な政策を繰り返すことは、国際社会における日本国の存立基盤を揺るがすことになるのではないでしょうか。政治家の方々には、くれぐれも日本国を迷惑国家などにせぬように、責任ある国政を望むばかりです。

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