時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

国民は政治に”不信任”なのでは

 野党4党は、揃って内閣不信任決議案と首相問責決議案を国会に提出するそうです。国民としましては、本当のところは、与野党を含めた政界に不信任を表明したいところなのではないでしょうか。

 政治に対する国民の信頼感の低下は、与党のみの責任ではなく、政治資金疑惑のある小澤前代表や鳩山現代表をはじめ、野党側にも原因があります。与野党を見渡しましても、信頼に足る政党を見つけるのは難しく、政治家レベルでも、安心して国政を任せられる議員を探すのは一苦労なことです。野党は、与党を攻撃することばかりを考えるのではなく、与野党を合わせた政界というものが、国民から信頼を寄せられる存在となるように、自己改革の方法こそ提言べきなのではないかと思うのです。

 現在、我が国が陥っている危機は、政権交代で救われるような質のものではなく、日本国の政界そのもののあり方が問われていると言えます。この種の危機は、与党野党の違いを越えて、すべての政治家が真剣に取り組まなければ解決できないように思われるのです。

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