時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

温暖化ガス削減は地球次第

 最近、地球温暖化現象について、新たな学説が唱えられているそうです。それは、人類が温暖化ガスを排出しているお陰で、小氷期の到来を防いでいるというものです。もし、この説が正しければ、小氷期の間に削減技術を確立すればよいということになりますので、温暖化ガスの削減を急ぐ必要はないことになります。

 民主党鳩山代表は、今月発足する新政権では、25%の温暖化ガス削減を目標とすることを明言したと報じられていますが、この削減目標を実現するためには、多大な犠牲を払わなければならないことは確かなことです。しかも、無理をして目標を達成したところで、気温が急激に低下し、小氷河期が出現しては元も子もありません。氷河期や小氷河期の方が温暖化よりも人類の生存にとっては脅威であり、低温と耕作地の減少によって大規模な飢餓に見舞われたり、生活可能な地域も狭まることになるからです。

 地球の気候には、まだまだ解明されていないことがあります。もう暫く気候の観察を続け、長期的な気候の変動を見極めた上で対策を講じても遅くはないように思うのです。それとも、やはり、地球温暖化は一刻を争う脅威なのでしょうか。

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