時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

民主党は大訪中団の情報公開を

 先日、民主党小沢幹事長が団長となって大訪中団を結成し、中国を訪問して大歓迎を受けたことが、内外に大きな波紋を広げることになりました。この訪中団に眉をひそめ、民主党政権に対して警戒心を持つようになった国民も少なくないはずです。これほどにも、疑心暗鬼をもたらしたのですから、民主党は、国民に対して、大訪中団に関する情報を全て正直に公開すべきと思うのです。公開すべき内容とは・・・

(1)参加者リスト
 まずは、誰が参加したのかを、民主党は国民の前に明らかにすべきであり、民主党所属の議員の他にも、帯同した全ての人のリストを公開すべきです。

(2)費用と会計
 一体、この大訪中団の費用は、誰が、負担したのでしょうか。仕分け会議では、国費の削減に血眼となっておりましたが、600人もの費用は、相当にのぼるはずです。議員の歳費から、あるいは、政党助成金からということなのかもしれませんが(それとも、中国側の負担?)、史上空前と形容されるほどの大訪中団を結成する必要性も必然性もありませんので、この費用はむだとも考えられます。また、滞在中の支払われた支出についても、国民に対して会計報告すべきです。

(3)スケジュール
 民主党一行は、北京で大歓迎を受けたそうですが、それぞれの参加者は、どのようなスケジュールで行動したのでしょうか。密かに要人と会って密約を交わす、ということは、あってはならないことです。

 民主党政権は、日米密約については熱心に究明しようとしながら、自らの秘密行動については、情報を公開しようとはしていません。今回の大訪中団は、国民に不安と懸念を与えたのですから、責任をもって説明すべきと思うのです。

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