時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

小沢氏の罪―政治権力を利用した蓄財の罪

 小沢前幹事長の父親もまた代議士であり、親子二代の政治家ということになります。貧困から身を起こしたそうですが、数億円の不動産を売買する資金は、一体、どのような方法で手にしたのでしょうか。

 政治資金規正法違反の以前の問題として、政治家が、巨額の資金を投じて不動産を売買している姿は、国民の目には、政治権力を利用した蓄財行為に映ります。戦前の政治家は、”井戸塀”と呼ばれたように、自らの私財を投げ打って、政治活動に奔走したものです。小沢氏の政治家としての生き方は、全くこれとは逆であり、自らの利益のために不動産売買に勤しんでいるのです(不動産売買を趣味としているらしい・・・)。政治家としての歳費は限られていますので、小沢氏が、多数の不動産を所有していること自体が、政治倫理に反すると言わざるを得ません。

 こうした人物が、日本国の首相となる可能性があることを考えますと、来月の民主党の代表選は、国家的な危機でもあります。倫理観の欠如した小沢氏が首相となることは、あってはならないと思うのです。

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