ＮＨＫは平壌放送？

　昨晩、７時のNHKニュースを見ておりまして、大変、驚いたことがあります。それは、前日に続いて、北朝鮮の国内情勢についての報道を延々と続けたことです。

　しかも、日本国の政治制度についてさえ詳細に説明したことのないNHKが、北朝鮮の国家体制については、スローガンの言葉の意味や仕組みを図解したパネルまで準備する念の入れようです。一般の視聴者にとりましては、こうしたニュースは、簡単な説明と一回の報道で充分なはずです。にもかかわらず、あたかも大事件のように、二日も続けて総書記が中国の吉林省を訪問したニュースの映像を執拗に流すNHKの意図は、何処にあるのでしょうか。

　昨日のNHKの報道は、まるで平壌放送のようで、得体のしれない雰囲気に背筋が寒くなりました。NHKは、何時から、日本国民向けてではなく、北朝鮮のために報道するようになったのでしょうか。NHKは公共放送なのですから、ニュース番組の制作スタッフやニュースの取捨選択の過程について、国民に説明する義務があると思うのです。

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