時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

中国の伝統的戦術は”相手を引き込んで壊滅させる”

 広大な大陸に位置するためか、中国の伝統的な戦術は、相手を自陣深くに引き込んで、壊滅させる、というもののようです。日中戦争も然り、そうして現在もまた、日本国は、この戦術に嵌りそうなのです。

 中国の急激な経済成長は、日本国の企業にとってもビジネス・チャンスとされ、数多くの日系企業が中国に進出しました。これに伴い、日本国の先端技術、資金、ビジネスのノウハウなども流出し、多くの日本人もまた、中国に渡ったのです。この結果、日中間の経済関係が深まると共に、日本経済の中国経済に対する依存度も高まりました。ところが、こうした関係は、おそらく中国にとりましては、方便にしか過ぎず、真の狙いは、やはり日本国を潰すことにあったようです。充分に日本を中国に引き入れたと見た瞬間、突如、友好から敵対に豹変したのですから。そうして、尖閣諸島での自国の暴挙を糊塗するために、一方的かつ強制的に、日本人を拘束したのですから(人質作戦か…)。

 四方を海で囲まれた日本国では、中国の大陸式の戦術には、無頓着になりがちです。しかしながら、能天気のままでいますと、我が国は、中国に壊滅させられる恐れすらあります。政府は、フジタ社員の救出に全力をあげるとともに、対抗策を早急に練らねばならないと思うのです。

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