時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

中国の重要情報の発表―北朝鮮は中国の管理下に?

 本日午後5時半より、中国政府が、北朝鮮問題について重要情報の発表を行うそうです。そもそも、当事国ではなく、他の国の政府が重要な情報を発表すること自体が、異常なことです。

 中国が、北朝鮮のスポークスマンの役割を果たしているとしますと、北朝鮮は、既に中国の管理下に入っている可能性があります。延坪島での砲撃事件以降、北朝鮮が、声高に軍事的な脅しをかけてきたことを考えますと、中国政府の何らかの介入によって、北朝鮮は、独立国家としての発言を封じられた状況にあるのかもしれません。それは、もしかしますと、北朝鮮の権力構造の変化を伴うものであるかもしれないのです。

 もちろん、逆に、中国が北朝鮮を見放すという展開もあり得まし、半島情勢の主導権を握ろうとする中国の一方的なスタンド・プレーである可能性もあります。5時半の発表を待つしかありませんが、少なくとも、朝鮮半島における中国のスタンスが明確になると思うのです。

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