時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

海老蔵氏事件と延坪島事件の共通点

 ここ数日、歌舞伎役者の海老蔵氏が顔面を強打されて負傷した事件が、ニュースで大きく取り上げられています。この事件と、北朝鮮による延坪島事件とは、一見、何の関係もなさそうなのですが、共通点があると思うのです。

 第1に、マスコミを舞台に、情報戦が戦われていることです。現状では、真相は闇の中なのですが、両者の間で、相手が悪いことを印象付ける情報操作が行われているようなのです。

 第2に、”挑発”した方が悪い、と主張されていることです。国際社会では、たとえ挑発行為があったとしても、原則としては、まずは、先に手を出した方に戦争責任があるとされているのですが、延坪島事件では、北朝鮮は、米韓側が挑発したと言い張っており、自らを正当化しようとしています。

 第3に、双方の背後に、支援団がついているらしいことです。延坪島事件でも、北朝鮮の影には、中国の存在が指摘されています。

 国内外の不穏な空気が、不可解な事件に世間の関心が集まる理由なのかもしれません。

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