韓国アイドルの不起訴処分は問題

　昨日、韓国のアイドル・グループの一員が日本で大麻を吸引した事件について、検察は、不起訴処分として帰国させたと報じられています。この処分、我が国の法秩序の維持の観点から、大いに問題があると思うのです。

　報道によりますと、毛髪検査の結果、陽性となったそうです。毛髪検査に大麻の成分が検出されるのは、一回や二回の吸引ではなく、常習性がある場合なそうです。しかも、日本国内で、吸引していたことは、本人も認めているわけですので、明らかに起訴されるべき事件です。本人は、”日本人から受け取ったたばこを吸ったら、大麻であった”と供述しているそうですが、常習性があるならば、直ぐに大麻であることがわかるはずですし、”日本人に騙された”として、自らを被害者に仕立てているとしますと、悪質としか言いようがありません。

　このアイドルは、帰国後に韓国のソウル中央地検によって摘発されているそうですが、日本国内での犯罪行為でもあるのですから、日本の検察が起訴すべきでした。背景に、日韓関係への政治的配慮であるとしますと、日本国の法秩序を歪めることになると思うのです。

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