時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

有田議員には言論弾圧の自覚がない

 民主党有田芳生議員は、東京都公安委員会に対して、昨日、反韓デモの不許可を申し入れたそうです。6000名ほどの署名を添えて。

 しかしながら、有田議員には、この行為が言論弾圧であるとする自覚はないようです。中国や北朝鮮の恐怖政治が物語るように、政府による言論弾圧は、国民の口を封じ、批判を許さない体制を支える柱でした。有田議員は、社会・共産主義国にシンパシーを感じるのでしょうが、一般の国民にとりましては、言論弾圧こそ、耐えがたい抑圧手段であり、精神的な圧迫手段です。反韓デモには、行き過ぎた表現もあるのでしょうが、デモである限り、何らかの要求や訴えがあることは、致し方ないことです。あらゆるデモには、有田議員が指摘しているような、騒乱罪、脅迫罪、威嚇業務妨害…の要素が含まれているのです。しかも、反韓デモの場合には、単純なヘイトスピーチではなく、通名による犯罪の隠蔽、税制上特権(脱税?)、本国との裏の繋がり、反日工作活動、入学や就職における優遇…への対応を求める、政治的な訴えが含まれています。これを禁じるとなりますと、国民から、政治的な意見表明の機会を奪うことにもなりかねません。

 戦後から今日までの歴史を振り返りますと、韓国と在日韓国人は、日本国、並びに、日本人に危害を加えてきたことは事実です(戦前の併合時代も暗黒時代ではない…)。もし、正当な批判に基づくデモまで禁じるとしますと、韓国と在日韓国人は、日本人の批判封じに成功し、陰ではほくそ笑むでいるかもしれません(悪事を働いても批判されない状態…)。言論弾圧に安易に走る政治家は、国民から信頼されないのではないでしょうか。

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