時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

米軍基地は人殺しのため-左翼の歪んだ世界観

 社民党山内徳信参院議員が、参院外交防衛委員会で「米海兵隊の使う基地は人殺しのためのものだ」と発言したことに対して、民主党の柳田元法相は、一定の理解を示したと報じられています。

 高市自民党政調会長の発言に対しては、辞任を求める勢いで批判を浴びせながら、首を傾げたくなるような身内の発言には、いたって寛容なのですから、民主党、並びに、社民党ダブル・スタンダードぶりには驚くばかりです。同盟国の軍隊を”人殺し”扱いしているこちらの発言も、相当に過激ですし、対外的にも外交問題に発展する可能性も否定できません(橋下大阪市長の発言に対しても、アメリカ政府が言及している…)。それにしましても、こうした発言は、国民が、左翼の人々の歪んだ世界観が知る機会とはなります。民主党社民党も、防衛の意味を考えもせず、日米同盟を他国を害する悪しきものと認識している一方で、中国や北朝鮮などの軍隊は、これらがいかに自国の安全保障にとって脅威であっても、善きものとみなしているのです。おそらく、中国軍が日本人を殺害しても、”人殺し”とは認定せず、”悪の排除”として賞賛することでしょう。

 政治家から発せられた言葉によって、国民は、政治家の資質や考え方を知り、評価することができるのですから、言葉狩りや無用な圧力はかけず、政治家に対しては、自由闊達な発言を許すべきと思うのです。

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