時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

韓国の美談報道は悪い兆候

 修学旅行生を乗せた韓国旅客船の沈没事故は、痛ましい悲劇であることは疑いようもありません。その一方で、事故に関連して報じられる美談には、懐疑的にならざるを得ないのです。
 
 美談に感動しないとは!とお叱りを受けそうですが、懐疑的になる理由は、アシアナ航空機事故の時から、韓国の報道にはある特定のパターンがあることに気づいているからです。最初の一報は、発生した事態をありのままに報じるものですので、比較的、正確に事実を伝えています。韓国が関連する事故でも、船長の職務放棄のように、韓国人の無責任で非道徳的な行動がそのまま報じられています。このため、当然に国際的な批判を受けるのですが、その後、必ずと言ってよいほど、この批判を打ち消すかのように、韓国人による先の行動とは正反対の模範的な行動が韓国から発信されるのです。アシアナ航空機事故に際しても、乗員が真っ先に避難したと報じられた後に、最後まで乗客の避難を援けたとされる客室乗務員の女性が、ヒロインの如くにで登場しています(最初の報道では、最後まで機内に留まって避難誘導したのは地元の消防隊員・・・)。今回の事件でも、船内アナウンスを担当した女性が、最後まで船内に残り、避難誘導に当たったとして賞賛を浴びています。また、6歳の男の子が妹に自らの救命胴衣を脱いで着せ、自らは行方不明になったとする報道もなされておりますが、もしかしますと、この美談の背後にも、乗客同士の救命胴衣の奪い合いがあったのではないかと疑ってしまうのです(もし、違っていたらごめんなさい…)。
 
 自らの失態を取り繕るために美談が登場してくるとなりますと、それは、悪い兆候です。それは、韓国は、自らの失敗に正直に向き合おうとはしていない証なのですから。反省せずに誤魔化そうとする限り、韓国は、同じ誤りを何度でも繰り返すと思うのです。
 
 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
 
イメージ 1