時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

お雛様をユネスコ無形文化遺産に-慰安婦問題にも貢献

 毎年3月3日を迎えると、お雛さまを設える家庭も多いかと思います(本日は、3月5日ですので、少し遅れての記事となります…)。お雛様の行事は、室町時代頃から全国的に広まったそうですが、日本国政府は、お雛様をユネスコ無形文化遺産に申請してはどうかと思うのです。

 世界広しと雖も、女の子の健やかな成長を願う行事は、それ程多くはないのではないでしょうか。儒教の影響の強い国では男尊女卑が染み付いておりますし、イスラム諸国もまた、女性を低く扱う傾向にあります。男の子のための行事は各地に見られるのでしょうが、日本国のお雛様は、数少ない女子のために祝われる特別の日なのです。こうした年中行事が今日に至るまで伝わってきたことは、日本国が、古来、女子を大切に育ててきた証でもあります。慰安婦問題では、中韓プロパガンダにより、日本国は、女性差別が激しく、女性を虐待する国とするイメージが国際社会において植えつけられてしまいましたが、お雛様がユネスコ無形文化遺産に登録されれば、そのイメージを改善することができます。20万人もの朝鮮女性の強制連行や大量虐殺といった行為は、一般の日本人の女性観からはあり得ないことです。

 『日本書紀』の「神功記」には、戦争法規として女性への暴力を禁じていますし、戦国時代にあっても、落城に際しては、女性と子供は城外に逃すことが慣例となっておりました。お雛様の登録は、誤解を解く一助になるのではないかと思うのです。

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