時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

”隠れ二重国籍議員”は十数人の意味

 蓮舫代表の二重国籍疑惑は、台湾籍の離脱手続きにより、焦点は、日本国籍選択の有無に移っております。その一方で、国会議員には、十数人の二重国籍者が存在していると指摘されています。

 国籍法では二重国籍者が存在していないことになってはおりますが、日本国内には、30万人から40万人の”隠れ二重国籍者”がいるそうです。日本国の人口は凡そ13億人ですので、二重国籍者を30万人として計算しますと、人口の約0.002%となります。それでは、国会議員に占める二重国籍者の割合は、どれほどなのでしょうか。衆参両院を合わせて全国会議員の数は699人です。その内の十数人が二重国籍者なわけですが、十数人を15人として計算しますと、凡そ0.02%です。この数字を、人口に占める二重国籍者の0.002%と比較しますと、10倍もの比率で国会議員が当選していることになります。この事実は、一体、何を意味しているのでしょうか。

 人口比からすれば、二重国籍者の国会議員は一人や二人程度のはずですが、実際には、その10倍もの数の二重国籍者が当選しているとしますと、当然に推測されるのは、背後にもう一つの国籍国である外国の支援があることです。選挙には、相当の資金と運動員等の活動組織を要しますので、こうした面から支援を受けている可能性も否定はできないのです。

 日本国の国会議員には、二重国籍者のみならず帰化系の議員も多数おり、外国系議員の比率はさらに上がります。日本国の政治が諸外国から内政干渉を受けているとしますと、”多様性の尊重”や”開かれた政治”といった”綺麗事”では済まされなくなるのではないでしょうか。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。