時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

今日的問題を浮き彫りにしているマクロン氏の当選

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨日のフランス大統領選挙の結果は、エマニュエル・マクロン氏の勝利に終わりましたが、マクロン氏に対するフランス国民一般の不信感と不安感は、今日的問題を浮き彫りにしているように思えます。
 
世界各国の政界、王室、経済界などに配置されているフリーメイソンたちの暗躍によって、表面上は、一国家の政策として映りながら、その実は、世界支配志向勢力の戦略に沿った‘歪曲’された政策となってしまう可能性は、今日においても深刻な問題を齎していると言うことができます。
 
マクロン氏の背景につきまして、本ブログにおきまして再三にわたり指摘してまいりましたように、世界支配志向勢力との繋がりが疑われます。このことは、今後、フランスの政策が、世界支配志向勢力の意向に沿った政策となる可能性を示唆しております。フランス国民一般のマクロン氏への不信感や不安感は、フランス大統領職が、フランスやフランス国民のためではなく、世界支配志向勢力の戦略を実行に移すための職となる可能性に起因していると考えることができるのです。
 
仮に、マクロン氏が、任期中にフランス国の実質的滅亡、すなわち、フランスという国名は残りながらも、中身が違う国家となす政策を推進したり、フランス中産階級の没落を齎す政策を推進した場合、フランス国民は、抵抗すべきであると言うことができるでしょう。‘レジスタンス’こそ、フランスの‘お家芸’であるのですから。

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(続く)