時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イエズス会は特に日本に影響力を持っている

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。15世紀末以降、イエズス会の影響は特に日本国において大きく、以下の理由により現在でもその影響力を保持、もしくは、拡大させていると推測することができます。
 
その理由とは、歴代イエズス会総長が日本と密接な関係にあることです。イエズス会28代総長であるペドロ・アルペ氏(Fr. Pedro Arrupe, 19071114 - 199125日)は、ロヨラやザビエルと同じくバスク地方の出身です。アルペ氏は1940年に日本に派遣され、山口カトリック教会で主任司祭となり、その後、上智大学教授となっております。ザビエルと同郷、そしてザビエルの滞在した山口に派遣されていることから、アルペ氏は、思想的にロヨラやザビエルと近かったと推測されます。そして、1965年から1983年までの長期にわたり、アルペ氏はイエズス会総長を務めたのです。
 
昨年、2016年まで第30イエズス会総長を務めていたアドルフォ・ニコラス氏(スペイン語: AdolfoNicolás Pachón, 1936429日– )も、日本との関係の強い総長です。スペインのパレンシア県に生まれ、1953イエズス会に入会し、来日して1960年まで日本で日本語とその文化を学んでおります。ニコラス氏は、1964上智大学神学部に入学して神学を学び、上智大学13間組織神学の教授を務めております。
 
ニコラス氏は、フィリピンのメトロ・マニラにあるアテネオ・デ・マニラ大学の東アジア司牧研究所所長をつとめた後に日本へ戻り、2000年までイエズス会日本管区長となり、その後も3年間、上智大学神学部での教職を続ける傍ら、東京で特に開発途上国地域から来日した貧しい移民の間で司牧をしていたそうです。そして、2008年にイエズス会総長となり、2016103日に退任するまでその職にありました。

本年5月21日付本ブログにて、世界支配志向勢力の‘金太郎あめ’、すなわち、密集部隊は、そのメンタリティーの均質性の維持の問題から、ロスチャイルド家の血縁者(モンゴル系・偽ユダヤ人系)、イスラム教徒、中国・朝鮮人(特にモンゴル系)によって構成されていると推測できる点を指摘いたしました。アルペ氏やニコラス氏が、どの程度、昨日述べたイエズス会の裏の問題を知っていたのかは未詳であり、またイエズス会が世界支配志向勢力とどの程度の繋がりを有しているのかはわかりませんが、イエズス会の唱える移民推進・擁護策がこのまま進められますと、結果的に、イスラム教徒・中国・朝鮮人(特にモンゴル系)の人口構成比率が上がり、日本国という国名は残っても、中身の違う国になってしまう点には、注意を要する必要があります。
 
昨今の天皇譲位問題に関する有識者会議のメンバーに、何故か、上智大学国家賠償法を専門とする識者が選ばれてもおり、イエズス会は、国民の知らない間に、‘世界同時社会改造’、すなわち、ロスチャイルド家を中心とした世界支配志向勢力による世界支配を援護・支援しているとも推測することができます。イエズス会と日本との繋がりの強さは、特に、我が国において、イエズス会の動きには、十分警戒しなければならないことを示していると言えるでしょう。

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(続く)