時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

天から降るおたまじゃくし―平成の”ええじゃないか”?

 最近、全国各地で天からおたまじゃくしや小魚が降ってくるという謎の現象が報告されているようです。この事件で思い出すのは、幕末の”ええじゃないか”です。
 
 慶応3年(1867年)から翌年にかけて、天からお札が降ってきたことが騒ぎの発端となって、ついには、踊りながら練り歩く人々も出現し、お札が降った家では飲めや歌えのお祭り騒ぎになったという事件です。この事件もしばらくは謎の事件とされてきましたが、現在では、幕末の騒乱を演出するために意図的に行われたとする説が有力なようです。さすがにお祭り騒ぎは起きてはいないようですが、”ええじゃないか”の時代から142年もの時を経た現代という時代に、天から降るはずのないものが降ってくるという事件は、いったい、何を意味するのでしょうか。

 これまでのところ、何者かが、おたまじゃくしや小魚を蒔いているとする目撃はなく、謎は、深まるばかりなのです。もしかしますと、この事件もまた、時代が動く時の前触れなのでしょうか。

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