時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

国民を追い詰める政治家

 我が国の現在の政治状況は、惨憺たるものです。与党である民主党の支持率の低下が報じられる一方で、野党の自民党側も、有力議員の離党が相次ぎ、混迷の度を深めています。こうした状況にあって、誰が最も追い詰められているのか、と申しますと、それは、一般の国民なのではないでしょうか。

 政治家の方々は、権力の座を死守することや、自らの身の振り方に右往左往し、国民の立場を考える余裕などまるでないようです。政治家とは、国家と国民のために働くことがお仕事のはずなのにもかかわらず。国や国民がどうなろうとも、自らの権力と利益が確保できれば、後はどうでもよいのでしょう。我が国には、不安的な政治状況を解消するためには、何をなすべきかを真剣に考える政治家は存在していないようなのです。政治家が最大の不安定要因となることは、民主主義国家としては、異常な事態と言わざるを得ません。

 国民思いの政治家を欠いてしまった結果、我が国は、強欲で傲慢な政治家、あるいは、保身に走る政治家達によって追い詰められることになりました。わずかなりとも政治家としての良心と責任感が残されているならば、参議院選挙では、国民の声を反映させた政策を立案し、マニフェストに掲げていただきたいと思うのです。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

<A HREF="https://blog.with2.net/link.php?626231">人気ブログランキングへ</A>