時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

郵政法案―強行採決に見る民主党政権の破れかぶれ

 昨日、衆議院の法務委員会で、郵政改革法案が強制採決されたと報じられています。民主党政権の支持率低下は、目を覆うばかりですが、何故、支持率をさらに下げるような行動をとるのか、理解に苦しむばかりです。

 常識的に考えるならば、政権与党が深刻な支持率低下に直面した場合、できる限り、国民の支持を得られるよう、慎重に行動するはずです。世論の動向に注意を払うと主に、野党の意見にも耳を傾けてもよいはずです。郵政法案は、海外からは、WTO違反の非難を受けており、国内でも、経済界から民業圧迫の懸念が示されています。また、国民からも反対の声が大きい法案でもあります。にもかからわず、民主党は、全く逆の方向に突き進んでおり、議論することもなく、またしても、数の力で反対を押し切ろうとしているのです。

 おそらく、民主党政権は、参議院選挙での敗北を予測し、破れかぶれの行動に出ているのかもしれません。そうして、この行動様式に、民主党の無責任さを感じるのです。”後は、野となれ山となれ”、なのですから。

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