時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

終に日本国も政治犯のいる”収容所国家”になるのか

 政府は、沖縄地検の判断ということで責任を押し付けて、犯罪者を保釈してしまいました。地検の方も、政治的判断があったことを明言したわけですが、もし、外国との関係を考慮して犯罪者を無罪放免できるならば、逆に、無実の人を犯罪者にすることも、論理上、できることになります。

 中国や北朝鮮といった言論や思想弾圧を国是とする国家では、国家に犯罪者と認定された国民は、有無も言わさず監獄に入れられてしまいます。本年度のノーベル平和賞受賞者である劉暁波氏のように。民主党政権の外交姿勢を見ていますと、中国の要求にはもみ手で応じていますので、”外交的配慮”を理由に、中国に不都合な国民を監獄に送り込むことも、平気でしそうです。そのうち、中国側から対象者リストが送りつけられてくるかもしれません。

 今回の中国漁船の船長の釈放は、我が国も政治犯が存在する”収容所国家”にな得ることを示したようなものです。国際社会では、政治犯の釈放が、叫ばれているにも拘わらず・・・。国民を中国の魔の手から守ろうともせず、我が国を恐怖政治に引きずり込もうとした民主党政権の罪は重いと思うのです。

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