時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

菅首相の絶望的なメンタリティー

 本日の新聞記事に、菅首相が、”顔を見たくなければ、法案を通せ”といった趣旨の発言をしたと報じられていました。この法案とは、「自然エネルギー全量買い取り法案」のことらしく、これを通すことが、政治家としての責任とまで述べているそうです。

 自然エネルギー法案の問題点は、先日の記事で指摘しましたが、産業や国民生活にマイナス影響を及ぼすことは確かなことです。すなわち、反対の声が強い法案なのですが、国民各層から辞任を求められていることを承知で、こうした発言をしたとしますと、まるで、”押し売り”のようです。”押し売り”とは、他人の家に玄関口に陣取って、帰ってほしければ、たとえ要らない商品であったも、それを買うようにと脅す行為ですが、菅首相の態度は、まさに、この”押し売り”です。そうして、この要らない商品とは、法案なのです。

 菅首相が、何らの躊躇もなく、また、良心の痛みもなく、こうした発言をしたとしますと、首相は、絶望的なメンタリティーの持ち主ということになります。菅首相が口にした政治家としての責任とは、一体、誰に対する責任なのでしょうか(押し売りの元締め?)。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

 <a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>