時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

外国人無償招待よりも海外の震災支援に

 観光庁が計画している外国人無償招待計画。11億円の予算を予定しているそうですが、この予算、海外の震災支援に使った方が、よほど役立つと思うのです。

 最近の調査によりますと、日本国の観光地としてのイメージは、大震災によってそれほど損なわれたわけではなく、敢えて、国家ぐるみの”やらせ”の宣伝を実施する必要性は高くはありません。それよりも、タイでは大洪水が発生し、トルコでも、大地震によって多数の死傷者が発生しています。トルコの場合には、スーパー・レスキュー隊の支援を断ってはいるそうですが、救援隊の派遣ではなくとも、救援や支援には、様々な形態があるはずです。タイの場合には、排水への技術協力とか、トルコの場合にも、支援物資であれば、トルコ政府も受け取るかもしれません。

 3月11日に発生した東日本大震災では、日本国は、世界各国から、暖かい支援の手を差し伸べていただきました。中には、最貧国の国もあり、そのありがたさに頭が下がる思いがいたしました。災害に苦しむ国に対していち早く支援することこそ、我が国の恩返しであり、日本人の感謝の気持ちを世界に伝えることではないかと思うのです。

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