竹島の日―韓国による不法占拠である証

　本日は、島根県が制定した竹島の日です。現在、竹島は、韓国政府によって不法に占拠されていますが、韓国側は、”歴史的にも、法的にも、独島は、我が国の領土であることに疑いない”と主張して、頑として、自らの不法占領を認めようとはしていません。

　しかしながら、竹島占領の経緯を振り返れば、韓国側の主張こそ、”疑わしい”ことはすぐに分かります。何故ならば、明らかな証拠があるからです。第１に、アメリカが送付したラスク書簡によって、サンフランシスコ講和条約上、竹島は日本領であることを知っていました。国際法上、この点は重要であり、韓国政府は、”法的に疑いがある”ことは、承知していたはずです。第２に、竹島には、日本国領であることを示す標識が立てられていたことです。この標識を、韓国側が抜き取る写真が残っているそうですが、この写真こそ、国際法にも、紛争解決の手続きにも従わず、他国の領土を一方的な手段で奪った証しでもあります。また、たとえ、李承晩ラインが合法であったとしても、他国の領土に対して領有権を主張する根拠とはなりません。李承晩ラインは、韓国の竹島侵略の口実に過ぎず、法的な効果はないのです。

　以上の他にも、日本国側には、韓国側の竹島領有の主張への反論材料は数多くあるのですが、不思議なことは、何故、ここまで不法占拠である証しがありながら、韓国側は、それを認めようとしないのか、ということです。目の前に”動かぬ証拠”がありながら、否認するようなものです。こうした態度は、もはや国際社会では、通用しないのではないかと思うのです。韓国政府は、法的な疑いがあることを認め、国際司法裁判所に解決を委ねるのが、筋なのではないでしょうか。

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