指揮権発動で政権崩壊のシナリオ
小川前法相の証言により、民主党の小沢元幹事長の陸山会事件に関して、指揮権の発動が検討されたことが明らかとなりました。野田首相がこれを了承せず、結局、指揮権は発動されませんでしたが、もし、発動されたとしましたら、どのような事態が発生したのでしょうか。
小沢氏を擁護する立場にある人々は、野田氏が指揮権発動を阻止したことに対して批判的です。何故、承認しなかったのか、と。しかしながら、仮に、実際に指揮権が発動されたとしますと、世論は、激しく反発したのではないでしょうか。民主党政権が、身内の事件をもみ消すために、戦後、一度しか発動されておらず、禁じ手とも言える指揮権を発動するのですから、民主党政権に対する国民の信頼を根底から崩壊に導くこととなります。内閣支持率も急落し、政権崩壊も時間の問題となったことでしょう。
この展開は、起こり得るシナリオの一つに過ぎないかもしれませんが、国民は、政治家の違法行為などの隠蔽に権力が濫用されることを嫌います。日本国の司法制度の信頼性を維持する上でも、指揮権の発動が阻止されたことに、胸をなでおろす国民の少なくないと思うのです。
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この展開は、起こり得るシナリオの一つに過ぎないかもしれませんが、国民は、政治家の違法行為などの隠蔽に権力が濫用されることを嫌います。日本国の司法制度の信頼性を維持する上でも、指揮権の発動が阻止されたことに、胸をなでおろす国民の少なくないと思うのです。
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