時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

山口県知事選挙―第二の沖縄問題に発展か

 今月29日に予定されている山口県知事選挙。地方選挙であるため、国民の関心はそう高くはないのですが、選挙結果次第では、第二の沖縄問題に発展しかねないと思うのです。

 そもそも、再生エネ推進の旗振り役であった飯田哲成氏が立候補を表明した時から、この選挙には、どこか、怪しい空気が立ちこめるようになりました。再生エネ推進と山口県との繋がりは不透明ではありますが、神奈川県知事のように、地方レベルで独自のエネルギー政策を打ち出すのが狙いなのではないかと推測していました。しかしながら、山口県がターゲットになったのは、再生エネ問題だけではなく、実は、その裏に、岩国基地、並びに、同基地へのオスプレー配備問題が絡んでいるのではないかと思うのです。つまり、地方から日本国政府に対して揺さぶりをかけたい勢力が、山口県知事選挙の背後に蠢いている可能性も否定できないのです。次期山口県知事は、沖縄の仲井真知事と同様に、政府に対して、オスプレー配備に強硬な反対を訴えるかもしれません。

 エネルギーと安全保障は、国家の根幹となる政策領域です。そうであるからこそ、この分野を突破口として、地方から日本国の弱体化を図ろうとする勢力があっても不思議ではないのです。山口県民の方々には、ぜひ、賢明な判断をお願いしたいと思うのです。

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