時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

韓国の竹島不法占拠で憲法第9条は既に破綻

 昨日の産経新聞の紙面で、社民党福島瑞穂党首は、憲法第9条を擁護する立場から、”平和憲法をもつ国を侵略する国はない”と言い切っていました。しかしながら、この発言、韓国の竹島不法占拠で、既に破綻していると思うのです。

 韓国による竹島不法占拠は、1952年の李承晩ラインの設定を機に、暴力的に実行されたものです。しかも、この当時は、韓国は朝鮮戦争にさなかにあり、国連軍は、朝鮮半島において戦闘状態にありました。日本国憲法は、日本国が侵略された場合、国連軍が結成され、侵略国を排除するとの想定の下で起草されましたが、実際には、韓国による日本国領の”侵略”に対して、全く、アクションを起こせなかったのです。竹島は、サン・フランシスコ講和条約により、国連の母体である連合国側により日本領と確認されていたにも拘わらず・・・。憲法第9条が存在していたこと、そして、国連軍としてアメリカ軍が韓国軍とともに朝鮮戦争を戦っていたことは、韓国による不法占拠を、むしろ誘発したと考えられるのです。

 福島党首は、この事実を、何故、直視しようとしないのでしょうか。歴史的な事実を感情によって否定しようとする態度、あるいは、歴史を捏造しようとする態度は(福島氏は、”従軍慰安婦”の捏造にも加担…)、韓国政府を擁護こそすれ、歴史の事実の前には、無に等しいと思うのです。

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