時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

生活保護でのパチンコ禁止は当然

 生活保護のうち、生活扶助部分が切り下げられることについて、生活保護受給者や福祉関係者の間から反対の声が上がっているようです。弱者切り捨てであると…。しかしながら、反対する人々は、生活保護費にパチンコ等のギャンブルで遊ぶ余裕があることを、どのように考えているのでしょうか。

 一般のお勤めしている人々は、たとえパチンコ店に足を運んだとしても、それは、日曜祭日に限られています。一方、生活保護の受給を受けている人々は、日中、仕事に就いているわけではありませんので、時間はいくらでもあります。暇な時間をパチンコ店で時間を潰すとしますと、むしろ、一般の人々よりも多くの額を、パチンコ代に使っているのではないでしょうか。切り下げ反対の意見には、”給付は当然の権利で、何に使っても勝手”との主張もあるようですが、パチンコは”遊び”です。国民負担で生活保護を受けながら、それを”遊び”に使ってしまうことに良心の呵責を感じないとしますと、その態度は、負担者に対して失礼と言うものです。負担する側の立場になってみれば、生活扶助の削減や、パチンコ禁止に賛成するのは、当然のことなのです。

 小野市のパチンコ条例にしても、何かと理由を付けて反対する声もあるようですが、基本に帰ってみれば、生活保護は、必要最低限の文化的な生活を保障はしても、”遊び”の余裕まで保障していないはずです。しかも、納税者よりも”遊んでいる”となりますと、国民が納得するわけもありません。そこで、パチンコを禁止すると同時に、余っている時間のために、ボランティアなどを義務付けてはどうかと思うのです。社会に貢献していれば、生活保護者に対する世間の視線もやわらぐと思うのです。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>