時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

朝鮮半島の非道な被害者意識-加害の口実という発想

 ネット上のブログを読んでおりましたところ、アメリカの日系アメリカ人に対する韓国系アメリカ人による苛めに対する反論として、”日本国政府が、慰安婦問題で謝罪も賠償もしていないからこうした事件が起きる”とする意見がありました。日本人の方に責任があると…。

 真偽のほどは分かりませんが、女子高生コンクリート詰め殺人事件などは、”慰安婦問題”に対する韓国・朝鮮人による復讐を口実に実行されたとも指摘されています。仮に、自らの犯罪を”復讐”という名で正当化するために、”慰安婦問題”について、日本軍を殊更に残虐かつ猟奇的に描こうとしているとしますと、その精神性の低さと倫理観の欠如に戦慄さえ覚えます。たとえ、百歩譲って”慰安婦”が事実であったとしても、過去の加害を理由に、全く関係のない人に危害を加える行為が許されるはずもありません(仮にこうした行為が許されるならば、世界中が殺戮の場と化してしまう…)。と申しますが、この発想が、人のものとは思えないのです。先の日系人の方々への虐め行為に反論した人物の発想も、この事件の犯人の少年たちと共通しています。通常、被害者意識とは、過去に受けた傷の癒しに留まりますが、これらの人々の被害者意識、あるいは、都合よく捏造された被害者意識は、凶暴な他害行為へと向かっているのです。

 ”慰安婦問題”のもう一つの深刻な側面は、内外の日本人に対する犯罪が正当化される口実に使われるというものです。日本国政府はこの側面を重視し、河野談話の再検証作業を通して、韓国・朝鮮人による常軌を逸した非人道的な口実を封じていただきたいと思うのです。

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