時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

慰安婦問題の急先鋒の共産党-共産国家を批判しないダブル・スタンダード

 国会において、常々、慰安婦問題について政府追求の急先鋒となってきたのは共産党でした。機関紙の赤旗などでも、しばしば”新資料発見”のニュースが報じられてきましたが、共産国家の蛮行に口を噤んでいる態度は、ダブル・スタンダードとしか言いようがありません。

 先日も、紙議員が東京裁判における資料を持ち出して、強制連行の証拠として河野談話の踏襲を迫ったそうです。この資料、16年前から公開されているため、”新発見”ではありません。また、占領地であった中国やインドネシアで起きた将兵による違反行為に関するものであり、日本政府の命令による朝鮮半島における組織的な強制連行の証拠ともならないのです。一方、共産主義国家であったソ連邦は、スターリンの命により、占領した諸国における民間人への暴行を兵士達に許可しました。命令書も残されている言われており、ソ連の蛮行は、史実として証明できるのです。

 韓国もまた、日本国を最悪最低の非人道的な国として国際社会で糾弾していますが、何故、ベトナム戦争における韓国軍による虐殺行為を含め、日本以外の諸国の残虐行為には黙っているのでしょうか。ダブル・スタンダードである限り、人道主義の立場から日本国を批判しているとは思えないのです。

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